日本ブラインドゴルフ振興協会

特定非営利活動法人日本ブラインドゴルフ振興協会（JBGA）

特定非営利活動法人日本ブラインドゴルフ振興協会（JBGA）は、視覚障害者と健常者を対象に、ブラインドゴルフ（視覚障害者ゴルフ、盲人ゴルフ）を通じた国際的なスポーツ振興と社会福祉支援を目的とする団体です。

設立の背景と目的

JBGAは、ワールドメイト教祖である半田晴久（深見東州）によって設立されました。半田は、ブラインドゴルフを通じて「神の御心」である人類愛、人道主義、社会への貢献を具現化することを目指しています。かつては、ワールドメイトの社会活動の一環としても位置づけられていました。

沿革

1988年：半田晴久がオーストラリアで視覚障害者のゴルファーと出会い、ブラインドゴルフを知る。帰国後、日本にブラインドゴルフを紹介し、「ブラインドゴルフ倶楽部」を発足。
1990年：第1回ブラインドゴルフ・ワールドチャンピオンシップに選手を派遣。
1991年：「日本盲人ゴルフ協会」（JBGA）が発足。
1994年：日本初のブラインドゴルフ大会「ブラインドゴルフ・ジャパンオープン・チャンピオンシップ」を開催。
1996年：「日本盲人ゴルフ振興協会」（JBGA）に改称。
1999年：世界ブラインドゴルフ協会より、JBGAおよび半田晴久に感謝状が授与。
2000年：特定非営利活動法人として認証。
2004年：「日本ブラインドゴルフ振興協会」に改称し、本部を東京都杉並区に移転。

主な活動内容

1. 大会の主催:

ブラインドゴルフ・ジャパンオープン・チャンピオンシップ：日本初のブラインドゴルフの国際大会。外務大臣杯・厚生労働大臣杯として開催されたこともあります。
ブラインドゴルフ・ジャパン・ツアー（JBGAチャンピオンシップ）：日本全国で年数回開催されるツアー競技。
ワールドシニアゴルフレディースオープン選手権：世界ブラインドゴルフ協会、レジェンズツアーとの共催。
JBGAハンダカップ：以前は東州杯として開催。
2. イベントの開催:

ガイド認定講習会：健常者向けに、視覚障害者のゴルフをサポートするための講習会を全国各地で開催。専門家による理論講義とゴルフプロによる実地講習が行われます。
ジャパンゴルフフェアへの出展：パラリンピックの正式種目入りをアピールし、パターレッスンブースを展開。
3. 国際交流:

世界ブラインドゴルフ協会主催大会への選手派遣支援。

組織

住所：東京都杉並区西荻南2丁目18番9号 菱研ビル2階
設立者、名誉会長：半田晴久
会長：池澤良順
名誉副会長：半田脩時
所属プロ：吉川なよ子

メディア露出

JBGAの活動は、TOKYO MXを中心にテレビ番組で紹介されています。

「ブラインドゴルフ・視覚障害者の闘い」（2002年）
「ブラインドゴルフ・ジャパンオープン・チャンピオンシップ2004」（2004年）
「ハンディーはゼロ ～盲人ゴルファー女子シニアに出会う」（2005年）
「ふれあいのグリーン ～世界を結ぶブラインドゴルフ～」（2006年）
「WALK WITH ともに歩む――ゴルフの社会貢献」（2008年）

参考文献

半田晴久『ブラインドの皆さん、外へ出てゴルフをしよう！』たちばな出版、2006年。
溝口敦「ワールドメイト」、清水雅人『新宗教時代3』 大蔵出版、1995年

外部リンク

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