日本ブラジリアン柔術連盟

一般社団法人日本ブラジリアン柔術連盟（JBJJF）について

一般社団法人日本ブラジリアン柔術連盟（Japan Brazilian Jiu-Jitsu Federation / JBJJF）は、日本におけるブラジリアン柔術の普及と発展を目的とする国内競技連盟です。国際ブラジリアン柔術連盟（IBJJF）の公認を受けており、国内の競技レベルの向上や、国際的な大会への参加支援などを行っています。

歴史

設立

JBJJFは1996年、渡辺孝真氏によって設立されました。渡辺氏はブラジル在住時にヒクソン・グレイシー氏から直接柔術を学んだ経験を持ち、ヒクソン氏が来日する際には通訳を務めるなど、深い交流がありました。

設立当初の主な活動は、全日本選手権の開催と、帯の登録によるIDカードの発行でした。その後、IBJJF主催のアジアオープン柔術選手権を日本に招致するなど、活動の幅を広げていきました。2007年には、IBJJFの帯昇格規定と公式ルールの翻訳版を公布し、国内のブラジリアン柔術のルール統一に貢献しました。2011年には、英語名称をBrazilian Jiu-Jitsu Federation of Japan（BJJFJ）からJapan Brazilian Jiu-Jitsu Federation（JBJJF）に変更しています。

他団体の設立

JBJJFの設立者である渡辺孝真氏は、後にヒクソン・グレイシー氏を会長とする全日本柔術連盟（JJFJ）を設立しました。渡辺氏は理事長に、エリオ・グレイシー氏が相談役に就任しました。当時JBJJFの会長であった中井祐樹氏は、新連盟設立について「珍しいことではない」とコメントし、過去にも同様の動きがあったことを明かしています。

2008年6月27日、JBJJFはリオデジャネイロに本部を置くIBJJFから、日本における唯一のブラジリアン柔術の国内競技連盟として認定されました。これは、IBJJFがIOC（国際オリンピック委員会）で一般的な「一国一団体」という方針を採用しているためです。

その後、JJFJは「寝技柔術」の名でブラジリアン柔術を始め、GAISF（国際競技団体連合）に加盟する国際柔術連盟の国内競技連盟となりました。GAISFはIOC公認団体であり、国際競技連盟の集まりです。

このように、日本のブラジリアン柔術界は、JBJJFを中心に発展しながらも、様々な団体が設立され、それぞれの活動を行っています。

外部リンク

日本ブラジリアン柔術連盟 公式サイト
JBJJF JAPAN BRAZILIAN JIU-JITSU FEDERATION - YouTubeチャンネル
* Japan Brazilian Jiu-Jitsu Federation (JBJJF) - Facebook

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