日本作編曲家協会

一般社団法人日本作編曲家協会について

一般社団法人日本作編曲家協会（通称 JCAA）は、主にニューミュージックやポップス分野の編曲家や作曲家を対象とした業界団体です。この団体は、音楽産業における創作活動を支えるために設立され、様々な活動を行っています。

設立と歴史

日本作編曲家協会のルーツは、1970年に設立された日本アレンジャー協会にあります。その後1977年には名称を「日本アレンジャーズ＆パフォーマーズ協会」と改め、1986年には日本音楽作家団体協議会（FCA）の設立に参加しました。そして1993年に現在の名称「日本作編曲家協会」に改称されました。

1997年7月には名古屋市にて第1回の「JCAAアレンジャーズサミット」を開催し、このイベントはその後も東京や地方都市で繰り返されることとなります。近年は開催頻度が不定期となっていますが、音楽界の多様な交流の場として重要な役割を果たしています。

主な活動内容

JCAAは音楽イベントの開催に力を入れており、特に「JCAAスペシャル」シリーズとして知られるコンサートやライブ公演を年に数回実施しています。これらの公演は、業界の発展とアーティストの支援を目的としており、参加者には新しい音楽の魅力を発信する場となっています。

役員と名誉会長

JCAAの組織運営においては、理事長を小六禮次郎氏、副理事長として三枝成彰氏と渡辺俊幸氏がそれぞれの役割を担っています。また、故人である服部克久氏が名誉会長としてその名を挙げられています。服部氏は長きにわたって常任理事を務め、2000年には会長に就任していましたが、2020年にその職務を全うした後、名誉会長に選ばれました。

重要なイベントと発表

日本作編曲家協会は様々な音楽イベントを通じて、編曲家や作曲家の権利を守るための宣言や活動にも積極的です。1995年には、編曲著作権に関する重要な声明を発表し、その後も音楽界における著作権問題に取り組んでいます。

近年の動向

2010年には法人格を取得し、一般社団法人としての制度的基盤を整えました。また、2020年9月には事務局を東京都品川区に移転しました。これにより、さらなる活動の拡大とネットワークの強化を図っています。

関連項目

JCAAは日本音楽界において重要な位置を占めており、その活動は音楽・著作権関連の他の団体と連携したり、支援することを通じて更なる発展を目指しています。仲間であるJASRACや日本訳詩家協会などとともに、音楽文化の振興に貢献する姿勢を一貫しています。

公式サイトやSNSを通じて、JCAAの最新情報やイベント情報を確認することもできます。音楽に携わる人々にとって立ち寄る価値のある団体の一つです。

もう一度検索