日本吟剣詩舞振興会

公益財団法人日本吟剣詩舞振興会について

公益財団法人日本吟剣詩舞振興会（The Nippon GINKENSHIBU Foundation）は、東京都港区虎ノ門に本部を構え、中国を起源とする吟詠、剣舞、詩舞の普及と振興に尽力している代表的な団体です。1968年に設立され、初代会長は日本船舶振興会の笹川良一氏が務めました。

組織体制

現在は、6代目会長である沼崎富氏の下で運営されています。2021年には組織体制が大きく再編され、従来の常任理事会中心の運営から、理事会を執行機関、少人数の評議員会を最高議決機関とする体制へと移行しました。さらに、外部役員の選任など、組織の透明性と効率性を高めるための改革も積極的に進められています。

主な活動内容

全国吟剣詩舞道大会

振興会の中核をなす事業の一つが、毎年開催される全国吟剣詩舞道大会です。1968年から毎年開催されていますが、2011年は東日本大震災、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。2013年度の大会は、東日本大震災の復興支援として福島県郡山市の郡山ユラックス熱海で開催されました。2019年は武道館の改修工事のため国技館で、2022年5月には北とぴあで開催されています。大会の最高賞として、高松宮妃記念優勝旗・同記念杯が授与されます。2015年大会からは異例の2日間開催となり、2023年より持ち回り開催となりました。

コンクール大会

毎年9月には、「全国剣詩舞コンクール」と「全国吟詠コンクール」の決勝大会が笹川記念会館で開催されます。また、「全国吟詠合吟コンクール」は、全国吟剣詩舞道大会と同じ会場である武道館で行われます。これらのコンクールの優勝者・チームには、全国吟剣詩舞道大会でのエキシビション出場権が与えられます。その他、2年に1度「全国剣詩舞群舞コンクール」、毎年3月には「全国少壮吟詠家審査コンクール」が笹川記念会館で開催されています。

全国吟詠剣詩舞道祭

文化庁が主催する国民文化祭の一環として、全国吟詠剣詩舞道祭が毎年開催されています。ただし、2012年は中止となりました。

外部リンク

• - 公式ウェブサイト

公益財団法人日本吟剣詩舞振興会は、これらの活動を通じて、日本の伝統文化である吟詠、剣舞、詩舞の普及と発展に大きく貢献しています。

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