日本商工会議所主催珠算能力検定

日本商工会議所主催珠算能力検定とは

日本商工会議所主催珠算能力検定は、日本商工会議所および各地の商工会議所が実施する珠算の検定試験です。珠算の技能を客観的に評価する民間資格として広く認知されています。この検定は、珠算の普及と技能向上を目的としており、合格者にはその能力を証明する資格が与えられます。

対象級

検定の対象となるのは、1級から6級までです。より基礎的な7級から10級、および暗算、段位認定試験は、日本珠算連盟が主催しています。これにより、受験者は自身のレベルに合わせた検定を選択できます。

試験科目と合格基準

試験科目は、掛け算20問、割り算20問、見取り算（足し算と引き算）10問で構成されています。これらの問題を30分間で解答する必要があります。満点は300点で、240点以上（4 - 6級は210点）の取得で合格となります。時間配分と正確性が求められる試験です。

上位級の出題内容

3級以上では端数処理（掛け算と割り算）、2級以上では補数（見取り算、答が負の数となる）が出題されます。これにより、上位級ではより高度な計算能力が試されます。

端数処理の方式は、前半10問が「小数第3位未満を四捨五入」、後半10問が「円位未満を四捨五入」となります。問題によって処理方法が異なるため、注意が必要です。

過去の試験との変更点

平成13年度（2002年2月）までは、掛け算、割り算、見取り算に加え伝票算（3級以上）も試験科目となっており、全科目で一定点数以上を取ることで合格とされていました。また、端数処理の方式も異なり、1級が小数第5位未満、2級が小数第4位未満、3級が小数第3位未満をそれぞれ四捨五入としていました。試験内容や合格基準は時代とともに変化しています。

試験日程

試験は定期的に実施されています。7 - 10級・暗算は偶数月に、6級以上は年3回、段位認定試験とともに行われます。具体的な日程は以下の通りです。

7 - 10級・暗算 - 4月第2日曜、6月第4日曜、8月第1日曜、10月第4日曜、12月第2日曜、2月第2日曜
1 - 3級・段位 - 6月第4日曜、10月第4日曜、2月第2日曜

関連情報

日本珠算連盟主催段位認定試験
全国珠算教育連盟主催珠算検定

まとめ

日本商工会議所主催珠算能力検定は、珠算の技能を測る上で重要な資格です。試験内容や日程を把握し、十分な対策を行うことで、合格を目指せるでしょう。珠算能力を向上させたい方、資格取得を目指す方は、ぜひ挑戦してみてください。

外部リンク
日本珠算連盟公式サイト
珠算検定・暗算検定

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