日本城郭研究センター

日本城郭研究センター：姫路城を舞台にした城郭研究の拠点

兵庫県姫路市に位置する日本城郭研究センターは、日本国内外の城郭に関する調査研究を行う施設です。1990年、姫路市制100周年記念事業の一環として開館しました。姫路城の旧中曲輪北部、現在の姫路公園北部に建ち、姫路市立城郭研究室と姫路市立図書館（城内図書館）を併設しています。

センターは地上2階、地下1階建てで、延べ床面積は約7500平方メートルを誇ります。2階には城郭研究室が、1階には城内図書館が配置され、城郭研究に特化した貴重な資料や文献が数多く収蔵されています。研究者や歴史愛好家にとって、まさに至福の空間と言えるでしょう。

2021年にはリニューアル工事が行われ、施設の利便性が向上しました。全館でトイレの洋式化とLED照明への変更が施され、1階には授乳室が新設されました。また、2階の特別閲覧室は広さが倍増し、より快適な閲覧環境が実現しました。これらの改修により、来館者にとってより使いやすく、過ごしやすい施設となっています。

利用時間は平日の9時から12時まで、昼休憩を挟んで13時から17時までです。休館日は土曜日、日曜日、祝日、年末年始、その他室長の定める日となります。アクセスはJR姫路駅・山陽姫路駅から神姫バス「野里門」下車です。

センター周辺には、姫路城をはじめ、好古園（西御屋敷跡に整備された庭園）、男山八幡宮、千姫天満宮、水尾神社（男山配水池公園）、兵庫県立歴史博物館、姫路市立美術館、姫路市立動物園、姫路東消防署、姫路医療センター、姫路文学館など、多くの観光スポットや公共施設が点在しています。これらの施設と合わせて巡ることで、姫路の歴史と文化をより深く理解することができるでしょう。

日本城郭研究センターは、単なる研究施設にとどまらず、姫路市の歴史と文化を伝える重要な拠点となっています。姫路城を訪れた際には、ぜひ足を運んで、城郭研究の世界に触れてみてください。専門的な研究資料から一般向けの展示まで、幅広い情報を提供することで、歴史への関心を高める役割を担っています。今後の更なる発展と、多くの人々による利用が期待されます。

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