日本基礎技術

日本基礎技術株式会社：日本の社会基盤を支える基礎工事のパイオニア

日本基礎技術株式会社は、1953年11月、大阪市に設立された建設会社です。当初は日本グラウト工業株式会社として、農林省（現農林水産省）出身の創業者が、米増産のための灌漑用ため池の地盤改良工事を主に行っていました。その技術を礎に、現在では地質調査、岩盤グラウチング、アンカー工法など、高度な専門技術を駆使した基礎工事を幅広く手がける企業へと成長を遂げています。

創業以来、培ってきたグラウト工法に関する専門知識と経験は、同社の大きな強みとなっています。特に、ため池改良で培った技術は、ダム建設におけるグラウト工事へと発展し、現在でも主要事業の一つとして重要な役割を担っています。長年の実績から、ダムなどの大規模構造物の安定性向上に大きく貢献しています。

1985年には、新技術開発株式会社との合併により、現在の社名である日本基礎技術株式会社へと商号変更されました。その後、1988年には大阪証券取引所市場第2部に、1993年には東京証券取引所市場第2部に上場を果たし、1995年には東京証券取引所および大阪証券取引所市場第1部に昇格しました。これは、同社の高い企業価値と成長性を示す証と言えるでしょう。

全国各地に拠点を展開し、地域社会のニーズに応える体制を整えています。本社は大阪市北区に、東京支社は東京都渋谷区に置かれ、その他、札幌、東北、首都圏、中部、関西、九州に支店を展開。さらに、東日本機械センター、西日本機械センター、研修センターといった充実した設備も保有しており、技術力の向上と人材育成にも力を入れています。海外にもJAFEC USA,Inc.という関係会社を設立しており、グローバルな展開も視野に入れています。

高度な技術と豊富な経験、そして全国に広がるネットワークによって、日本基礎技術株式会社は、数多くの公共事業や民間事業に貢献してきました。今後も、日本の社会基盤整備に不可欠な基礎工事のエキスパートとして、安全で信頼性の高い技術を提供し続け、社会の発展に貢献していくことが期待されています。

事業内容:
地質調査
岩盤グラウチング工事
アンカー工事
その他基礎工事全般

主要顧客:
国土交通省
地方公共団体
民間企業

今後の展望:
新技術開発への積極的な投資
人材育成の強化
海外事業の拡大

日本基礎技術株式会社は、これからも日本の社会基盤を支える重要な役割を担い、発展を続ける企業として注目されています。

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