日本大学松戸歯学部・大学院松戸歯学研究科

日本大学松戸歯学部について

日本大学松戸歯学部は、千葉県松戸市に位置し、歯学を専門に教育・研究を行う学部です。その起源は1971年に設立された「日本大学松戸歯科大学」にさかのぼり、その後日本大学と合併して現在の形となりました。学部名に「松戸」という地名が冠されているのは、東京都千代田区にある日本大学歯学部との識別を目的としています。

学部の教育方針

日本大学松戸歯学部では、現代社会における高齢化に対応した教育課程を設けています。具体的には、障害者歯科学や高齢者歯科学の実践に加え、食育に必要な栄養学についても教育が行われています。また、学生に対しては全人的な医療人としての資質を育成するために、医療行動科学をカリキュラムに取り入れ、対人関係能力の向上を図っています。教育課程は6年間にわたり、理論と実践の両面からしっかりとした基盤を築く内容となっています。

沿革

この学部は1971年に開学し、以来多くの歩みを重ねてきました。重要な出来事としては、1973年に体育館が完成し、1974年には付属歯科衛生専門学校が開校、1975年には学術雑誌「日大口腔科学」が創刊されました。1991年には創設20周年を迎え、2001年には設立30周年を祝い、さらなる発展を誓いました。

近年では、2011年に設立40周年を迎えた際に特別講演会を開催し、2022年には施設老朽化のための改築工事も始まりました。

研究・施設

日本大学松戸歯学部には、各種の研究施設が充実しています。口腔科学研究所や免疫生物学実験室、アイソトープ研究センターなど、専門性の高い研究が行われています。また、特に先端歯科生体材料に関する研究や技法の開発も進めており、学生たちは最新の技術に触れながら学ぶことができます。

この学部は、教育・研究のみならず、実践的な医療サービスを提供するための付属病院も運営しています。この病院では、学生が実際に患者と接しながら学ぶ機会が与えられ、医療現場での経験を積むことが可能です。

学生生活

松戸歯学部の学生は、学問の追求だけでなく、様々なイベントや活動にも参加しています。学内には学生自治組織が存在し、地域貢献や文化活動を通じて、実践的な社会性を身につけることが期待されています。このような環境は、学生が仲間との絆を深めながら成長する場を提供しています。

関連団体

さらに、松戸歯学部を卒業した卒業生たちは「日本大学口腔科学会」を通じて、学術的な活動を続けています。この団体は、卒業生同士のつながりを強め、歯科医学の発展を目指して様々な研究や活動を行っています。

このように、日本大学松戸歯学部は、教育・研究を通じて歯科医療の質向上に寄与する、充実した環境を提供しています。

もう一度検索