日本大学馬術部

日本大学保健体育審議会馬術部

日本大学保健体育審議会馬術部は、日本大学に所属する馬術の専門的な活動を行う部門です。1924年の設立以来、馬術に関する教育と国際大会での競技に力を入れており、多くの優れた選手を輩出しています。

概要

この部は、創設者の鈴木勝をはじめとする学生有志によって立ち上げられました。これまでに後藤浩二朗や岩谷一裕、細野茂之など、代表的なオリンピック選手を輩出しており、特に2013年には学生大会での団体優勝を400回以上達成しています。この記録は、日本の学生馬術界において突出したものとなっています。

歴史

昭和初期、日本国内の学生馬術が盛り上がる中で日大も活動を活発化させました。高杉耕治などの選手が活躍し、部の名前を広めましたが、第二次世界大戦が激化したことで練習環境が悪化し、1944年には一時休部を余儀なくされました。戦後、1947年に部が再建された後、1952年には農学部との統合も経て新たなスタートを切りました。

その後、1965年にOBの後藤博志が監督に就任すると、1967年には10年ぶりの勝利を挙げ、以降は安定した成績を収め続けています。1988年から2000年にかけて、連続してオリンピック出場を果たしたOBたちは、部の名声を高める要因となりました。

現在の活動

2003年からは、諸岡慶が監督に就任し、チームはさらなる成長を遂げています。2011年の全日本学生馬術三大大会では総合優勝を果たし、18年ぶりの学生日本一を達成しました。それ以降も連続して好成績を収め、2016年時点で連覇を続けており、合計勝利数は442に達しています。

歴代の監督

これまでの監督には、高杉耕治、山川光雄、後藤博志、そして現在の監督である諸岡慶が名を連ねています。彼らの指導の下で、部は大きく成長を遂げてきました。

主な出身者

部の出身者には、鈴木勝（創設者）、高杉耕治（ミュンヘンオリンピックの馬術監督）、後藤博志（1986年アジア競技大会監督）、植田元（モントリオールオリンピック選手）などがいます。また、鈴木瑞美子さんは、日本人女性初のクロスカントリー出場選手として注目されました。

施設所在地

馬術部の練習場所は神奈川県藤沢市亀井野にあり、ここを拠点に日々の練習に励んでいます。最近では学生の活躍が続く中で、次世代の馬術選手も育成されています。これからも日本大学馬術部は、国内外での競技に参加し、さらなる成果を追求していくことでしょう。

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