日本法制学会

公益財団法人日本法制学会について

公益財団法人日本法制学会は、1913年（大正2年）3月に創立された、学術振興、学生への奨学援助、調査研究事業などを目的とする公益法人です。元々は文部科学省の所轄でしたが、2012年4月1日に公益財団法人となりました。長い歴史の中で、社会の変化に対応しながら、その活動内容も変化してきました。

歴史

創立当初は、文語体の法律知識を口語体で普及させることを目指し、特に公務員試験受験者向けの講義録を刊行していました。戦後も公務員養成講座や参考書籍の出版を継続しましたが、時代とともに研究助成、研究調査、社会貢献の3つの事業を柱とする活動内容へと変化しました。

1995年以降は、社会貢献部内の災害救援ボランティア推進委員会が中心となり、社会貢献事業が発展しました。災害救援ボランティア育成や地域防災推進の活動が評価され、「防災まちづくり大賞総務大臣賞」や「防災功労者内閣総理大臣表彰」などを受賞しています。また、神奈川県や千葉県でのボランティア育成への貢献も認められ、両県知事からも表彰を受けています。

2012年の公益法人改革に伴い、財団法人から公益財団法人へと移行し、事業内容も再編されました。研究助成・研究調査事業は学術振興事業へ、社会貢献事業は福祉事業へ、そして災害救援・防災教育は防災事業へとそれぞれ整理されました。

活動の概要

学術振興事業

財政・金融・金融法制研究基金: 人文科学や社会科学分野の研究助成、法科大学院生への奨学金支給を行っています。
行財政研究会: 財政問題の研究と、一般国民への知識普及活動を行っています。
安全都市調査会: 災害対策を中心とする都市整備に関する研究・提言を行っています。過去には「首都圏広域防災拠点構想」を提言し、それが政府の首都圏防災拠点整備方針として実現しました。
出版: 『お尻から脚が痛い「坐骨神経痛」の治療法』など、健康に関する書籍も出版しています。
社会デザイン賞: 2013年より社会デザイン学会が主催する社会デザイン賞の事務局を担当しています。

防災とボランティア事業

災害救援ボランティア推進委員会: 1995年7月発足。阪神・淡路大震災の教訓を基に、災害時のボランティアリーダー（セーフティリーダー）育成、災害救援ボランティア活動の推進、地域防災力向上を目的としています。現在、10,000人以上のセーフティリーダーが認定され、全国で活動しています。
2001年より防災教育チャレンジプランに協力し、防災教育の実践事例を支援しています。
2004年の新潟県中越地震や2016年の熊本地震など、各地の災害で被災地支援活動を行ってきました。
2007年からは労働組合のJBUパワーバンクの災害ボランティア活動にも協力しています。
2009年からは東京都内の公立高校での防災教育に協力しています。
2012年より一斉防御行動訓練「シェイクアウト」の普及に協力しています。
2013年より公益社団法人ＳＬ災害ボランティアネットワークの事務局を担っています。
2014年より一般社団法人防災教育普及協会の事務局を担っています。
2018年の西日本豪雨、北海道胆振東部地震でも被災地支援活動を行いました。

社会貢献事業

がんをがんがん減らすボランティアの会: 2007年5月発足。国立がんセンターのがん検診研究事業への参加を通じて、がん予防を促進するボランティア組織です。

役員

名誉顧問: 石原信雄
会長: 村田吉隆
理事長: 澤野次郎

関連リンク

公益財団法人日本法制学会
災害救援ボランティア推進委員会
公益社団法人ＳＬ災害ボランティアネットワーク
防災教育チャレンジプラン
シェイクアウト提唱会議
一般社団法人防災教育普及協会
* 社会デザイン学会

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