日本滑空協会

公益社団法人日本滑空協会

公益社団法人日本滑空協会（Japan Soaring Association）は、スカイスポーツを統括する重要な団体であり、日本国内における滑空競技の普及と発展を目指して様々な活動を行っています。1970年12月に設立され、その後1967年からの活動を引き継いでいます。この協会は、国際航空連盟に加盟しており、国際的な基準に沿った運営が行われています。

事業内容

日本滑空協会は多岐にわたる業務を展開し、スカイスポーツを支える役割を果たしています。具体的な事業内容には以下のようなものがあります。

1. 航空機従業者指定養成施設の設置・運営
この事業は、安全に滑空スポーツを行うための航空機従業者を育成することを目的としています。適正な技術を有する操縦士を多く育むことで、滑空スポーツの安全性向上に寄与しています。

2. 航空安全講習会の開催
定期的に開催するこの講習会は、参加者にスカイスポーツの安全に関する知識や技術を伝える場です。これにより、事故の防止や操縦技術の向上を図っています。

3. FAIスポーティングライセンスの手続
国際的に通用するFAIスポーティングライセンスの取得を支援するため、必要な手続きを行っています。このライセンスは、国際的な大会に参加するためには不可欠です。

4. 国内滑空記章の発行
滑空競技における各種記章（A章、B章、C章、銅章）を発行しており、これにより選手の成績や技能の認定を行っています。

5. 国内滑空記章試験員の任命と公式立会人の推薦
試験員を任命し、公式立会人を推挙することで、公平な試験環境を整えています。

沿革

日本滑空協会の歴史は1967年6月に遡ります。当初は日本滑空連合として活動を始めましたが、1970年12月に日本滑空協会として法人化されました。さらに1971年4月には社団法人として認可を受け、教育的活動や競技運営における制度設計が整いました。2012年8月には、公益社団法人へと移行し、社会的な使命をさらに明確にして活動しています。

結論

公益社団法人日本滑空協会は、日本国内で滑空スポーツを促進するために、教育制度や安全管理を強化し、選手の育成や大会運営に力を入れています。これからも、スカイスポーツの未来を担い、さらに多くの人々にその魅力を伝え続けていくことでしょう。

もう一度検索