日本郷土民謡協会

一般財団法人日本郷土民謡協会は、東京都文京区本駒込に本部を置く、日本の民謡界を代表する組織です。1961年2月5日に設立され、半世紀以上にわたり日本の郷土芸能の伝承と発展に大きく貢献してきました。

設立の背景と概要

協会の設立は、1960年秋に東京都体育館で開催された文化放送主催の「菊まつり民謡大会」がきっかけとなりました。この大会の成功を受け、翌1961年2月には日比谷公会堂で正式に結成されました。以来、日本各地に伝わる貴重な民謡の保存と普及に尽力し、日本の文化 наследиеの継承に重要な役割を果たしています。

協会の主な事業は、春季大会と全国大会の開催です。これらの大会は、民謡愛好家や民謡家が一堂に会し、日頃の練習の成果を披露する場であるとともに、互いの交流を深め、民謡の発展を促進する機会となっています。

主催事業の詳細

春季大会:
春季大会は1962年に第1回大会が東京都体育館で開催され、現在はさいたま市文化センターで2日間にわたって開催されています。大会では、民謡の部と民舞の部があり、それぞれの最高賞として、民謡の部には衆議院議長賞、民舞の部には参議院議長賞が授与されます。
青少年みんよう大会:
次世代の民謡家育成を目的とした青少年みんよう大会は、毎年7月下旬に江戸東京博物館で開催されています。若い世代が日本の伝統文化に触れ、民謡の魅力を再発見する場となっています。
全国（秋季）大会:
全国大会は1961年に日大講堂で第1回大会が行われ、現在はさいたま市文化センターで3日間にわたって開催されています。過去には日本武道館（2016年まで）や、すみだトリフォニーホール（2018年のみ）でも開催されました。全国大会の最高賞は内閣総理大臣賞であり、民謡界における最高の栄誉とされています。2014年には、津軽三味線同時合奏でギネス世界記録を樹立し、話題となりました。

日本民謡協会との関係

一般財団法人日本郷土民謡協会と日本民謡協会は、どちらも日本の民謡文化の発展に貢献する重要な団体ですが、全国大会の開催時期が重なることがあります。

外部リンク

一般財団法人日本郷土民謡協会

一般財団法人日本郷土民謡協会は、日本の民謡文化を未来へと繋ぐために、これからも様々な活動を展開していくことが期待されます。

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