日本IBM箱崎事業所

日本IBM箱崎事業所

日本IBM箱崎事業所は、東京都中央区日本橋箱崎町に所在していた日本アイ・ビー・エム（IBMの日本法人）の事業所です。1989年に開設され、2009年10月から2024年1月29日まで同社の本社としての役割も担っていました。現在は虎ノ門ヒルズに移転しています。

事業所は隅田川右岸に位置し、隅田川テラスに面したIBM箱崎ビル（旧称：三井倉庫箱崎ビル）の高層棟に入居していました。この場所は、かつて三井倉庫の本店があった場所の再開発によって建設されたものです。

事業所の概要

箱崎事業所は、日本IBM内で最も多くの従業員が勤務する拠点でした。本社機能に加え、営業部門やサービス部門が主に入居し、最新の製品やサービスに関するセミナーやプレゼンテーション（デモ）が頻繁に開催されていました。また、2015年には、NBF豊洲キャナルフロントにあった豊洲事業所が閉鎖され、その機能が箱崎事業所に集約されました。

IBM箱崎ビルの概要

事業所が入居していたIBM箱崎ビルは、三井倉庫旧本店跡地の再開発によって建設され、当初は三井倉庫箱崎ビルという名称でした。1989年3月に竣工し、設計は竹中工務店が担当しました。建物は地上25階、地下3階建てで、高さは約108m、敷地面積は約24,000m2、延床面積は約136,000m2です。その建築デザインは高く評価され、1990年には日本建設業連合会主催の第31回BCS賞を受賞しました。

ビルは高層棟と低層棟で構成されており、高層棟には日本IBMの事業所が入居していました。低層棟には、IBM箱崎ビル内郵便局、ファミリーマート、企業内保育施設である「こがも保育園」などが入居していました。過去には、紀伊國屋書店、JTB、三井住友銀行などもテナントとして入居していました。

アクセス

箱崎事業所への主なアクセス方法は以下の通りでした。

東京地下鉄半蔵門線 水天宮前駅（2番出口）から徒歩約3分
東京シティエアターミナルから徒歩約5分
* 江戸バス北循環 箱崎湊橋通り停留所から徒歩約2分

かつては、都営バス東20乙系統が東京駅丸の内北口から運行していましたが、2014年3月に廃止されました。

外部リンク

日本IBM 箱崎事業所（本社）

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