日比谷潤子

日比谷潤子（ひびや じゅんこ）

プロフィール

日比谷潤子氏は、1957年10月22日生まれの日本の言語学者です。東京都出身で、聖心女子学院高等科、上智大学外国語学部フランス語学科を経て、同大学院で言語学の博士前期課程を修了。その後、ペンシルベニア大学大学院で言語学博士号を取得しました。専門は社会言語学、応用言語学です。

学術・教育歴

1987年、慶應義塾大学国際センター専任講師として教鞭を執り始め、助教授を経て、2002年に国際基督教大学（ICU）へ。準教授、教授として活躍し、2012年から2020年まで学長を務めました。2020年3月にICUを退職し、同年4月より学校法人聖心女子学院の常務理事に就任。2023年10月からは日本学術会議の副会長に就任しています。

その他の役職

日本学術会議会員、学校法人トヨタ学園評議員など、教育・学術分野で多岐にわたる役職を歴任しています。また、文部科学省日本ユネスコ国内委員会の副会長も務め、国際的な教育・文化交流にも貢献しました。

研究・著作活動

日比谷氏は、社会言語学、応用言語学を専門とし、日本語教育、多言語社会における言語学習支援など、幅広いテーマで研究を行っています。

主な共編著には、以下のようなものがあります。

『外国人のための日本語例文・問題シリーズ 談話の構造』（1988年、荒竹出版、日向茂男共著）
『外国人のための日本語例文・問題シリーズ 擬音語・擬態語』（1989年、荒竹出版、日向茂男共著）
『社会言語学概論 日本語と英語の例で学ぶ社会言語学』（1997年、くろしお出版、中尾俊夫、服部範子共著）
『英語言語学の第一歩』（2003年、くろしお出版、影山太郎、ブレント・デ・シェン共著）
『多言語社会と外国人の学習支援』（2005年、慶應義塾大学出版会、平高史也共編著）
『日本語教育の過去・現在・未来 第5巻 文法』（2009年、凡人社、小林ミナ共編）
『はじめて学ぶ社会言語学 ことばのバリエーションを考える14章』（2012年、ミネルヴァ書房、編著）

外部リンク

KAKEN 科学研究費助成事業データベース
CiNii
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