日産・マイクラC+C

マイクラC+C (MICRA C+C)とは

マイクラC+Cは、日産自動車が開発した特別なクーペカブリオレモデルです。この車両はK12型マイクラ/マーチをベースにしており、主に英国で生産され、欧州や日本市場で販売されました。

概要

マイクラC+Cは、2列4人乗りのオープンカーとして設計されています。当初、このモデルは欧州市場向けに販売されており、搭載エンジンは1.4リットル（CR14DE）、1.6リットルのガソリンエンジンおよび1.5リットル（K9K）のディーゼルエンジンの選択肢がありました。また、トランスミッションはオートマチック（AT）とマニュアル（MT）が用意されています。

2007年には日本市場にも輸入されることになり、日本向けには仕様を変更した1,500台が提供されました。日本モデルでは、主に1.6リットルのガソリンエンジンが搭載され、トランスミッションはATおよびMTのオプションがありました。興味深いことに、欧州市場では「マーチ」として知られているこのモデルが、日本市場では例外として「マイクラ」として販売いました。

開発には約1億4,600万ユーロの費用がかかり、特にルーフ部分はドイツのカルマン社と共同で開発されました。このスタイリッシュなガラスルーフはカルマンが製造しており、約22秒という迅速な時間で開閉できます。

年表

• - 2002年9月: コンセプトカー「マイクラ C+C」の発表が行われました、モンディアル・ド・ロトモビルで初披露。
• - 2005年6月15日: 英国日産自動車製造会社でマイクラC+Cが披露され、生産が始まります。
• - 2005年秋: この工場での生産が本格的にスタートしました。
• - 2005年11月: この車両は欧州市場に正式に投入されます。
• - 2007年1月: 日本を代表する自動車イベント、東京オートサロンにて日本初公開。
• - 2007年7月23日: 日本国内での販売が開始され、グレードは「ベースグレード」のみが提供されました。
• - 2010年8月: 予定通りの1,500台に達したため、日本向けの販売を終了しました。

車名の由来

「マイクラ」という名前は、英語の「マイクロ（Micro）」を基にした造語であり、C+Cは「クーペ+コンバーチブル（Coupe+Convertible）」の略を示しています。

このため、マイクラC+Cは、日産によるデザインと技術の結晶として、個性的で特別な車両としての地位を確立しました。オープンカーの魅力を最大限に引き出しながら、洗練されたスタイルと快適なドライブを提供しています。

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