日産・NV300

日産 NV300（プリマスター）

日産のNV300は、商用バンとして高い人気を誇るモデルで、2021年には名称が「プリマスター」に変更されました。本記事では、NV300及びその後継車であるプリマスターの詳細についてまとめました。

概要

NV300は2016年に初めて公開され、日産のLCV（ライトコマーシャルビークル）シリーズの中でも重要な位置を持っています。NV300はNV200やNV400と並ぶ製品群の一員であり、どちらかというと中間的な役割を担っています。この車両はフランスのサンドゥヴィル工場で製造され、OEM供給元のルノー・トラフィックと同様のプラットフォームを共有しています。これによって日産は、商用車を豊富に取り揃え、市場における競争力を高めています。

NV300に搭載されているエンジンオプションは、同社のSUVモデルである「キャシュカイ」や「エクストレイル」と同じ1.6リッターのディーゼルエンジンです。全モデルにはディーゼル微粒子捕集フィルターが標準装備されており、Euro 6の排出ガス基準を満たしています。さらに、選択触媒還元脱硝装置（SCR）を備えており、これはAdBlue尿素水を用いてNOxの排出を削減します。

ビッグマイナーチェンジ

2021年2月には大きなデザイン変更が施され、商用モデルと乗用モデルが改良されました。新たに導入されたC型LEDヘッドライトと、NV400から受け継がれたインターロックグリルが特徴的です。エンジンは2リッターdCiディーゼルとなり、排出ガス基準のEuro 6dに適合しています。同年9月には、デザインはそのままに「プリマスター」という名称に変更されました。

ボディタイプとカラー

NV300のボディタイプには、パネルバン（スライドドアの数は0～2から選択可能）、クルーバン、そしてコンビモデルがあります。ボディカラーには、コメットグレー、ストーングレー、カーマインレッド、アーバングレー、グラシエラホワイト、ジェットブラックの6色が用意されています。

グレード

2023年の現時点では、主に4つのグレードが展開されています：

• - VISIA：基本的な安全装備や利便性が充実しています。
• - ACENTA：LEDフォグライトやクルーズコントロールを装備し、利便性が向上。
• - TEKNA：新しいナビゲーションシステムやカメラがあり、快適性を追求。
• - TEKNA+：さらに安全機能を強化したグレードとなっています。

各グレードは商用・乗用のモデルに共通して装備されますが、細部においては異なる特徴を持っています。

諸元

NV300のパワートレインや各種仕様についての詳細なデータと寸法は、日産の公式資料で確認できます。

結論

NV300（プリマスター）はその多彩な機能性と環境配慮を兼ね備えた商用バンであり、さまざまなビジネスシーンでのニーズに応える、非常にクオリティの高い選択肢です。

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