日産車体

日産車体株式会社について

日産車体株式会社は、神奈川県平塚市に本社を置く自動車完成車メーカーであり、日産自動車グループに属する企業です。1937年に設立された日本航空工業が起源で、1941年には合併により「日本国際航空工業」という名称に変更されました。同社は太平洋戦争中には航空機の製造を行っていました。

事業所の紹介

日産車体は、複数の事業所を展開しています。主な拠点である本社と湘南工場第2地区は神奈川県平塚市に位置し、テクノセンターも同市内にあります。さらに、秦野市にある秦野事業所や、京都府に設けられた京都分室、栃木分室、追浜分室もあります。また、福岡県の苅田町には日産車体九州株式会社の工場もあります.

沿革

日産車体の歴史は、設立当初の航空機事業から自動車産業への大きな転換を経て数十年の歴史を持ちます。具体的には、1946年に鉄道車両や自動車車体の製造に業態を変更し、11月には初のバスボディを完成させました。1947年には東京都電6000形第1号の戦災復旧車を製造し、また日本初の超大型トレーラーバスを発表しました。

その後、1951年に日産自動車と提携し、4W60型パトロールの生産を開始しました。続いて、さまざまなモデルを手がけ、1961年には新日国工業として東証・大証に上場しました。1965年に新工場が完成し、1969年にはフェアレディZの生産を開始しました。

1980年代に入ると、さらなるモデルの生産に注力し、1989年にはエスカルゴの生産を開始しました。また、2001年には生産ラインを移転し、京都工場を子会社化しました。

福岡県には日産車体九州株式会社を設立し、2009年には新工場が完成しました。さらに、2014年には本社を移転し、2021年にはオートワークス京都での車両製造が終了し、コンバージョン事業へと特化しました。最近では、2023年に東京証券取引所スタンダード市場に市場変更を果たしました。

現行車両

現在、日産車体株式会社ではいくつかの車種を製造しています。ADモデルやNV200バネット、NV200タクシー、パトロールおよびパトロールピックアップ（中東、アフリカ向け輸出用）などがラインアップにあります。

日産車体は、経済的活動と技術革新において重要な役割を果たしてきており、自動車業界の発展に貢献している企業と言えるでしょう。

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