日立アイシーシー

株式会社日立アイシーシーの概要

株式会社日立アイシーシーは、その名の通り、日立グループに属した企業として、様々なドキュメントソリューションやシステム開発、運用支援などのサービスを提供していました。具体的には、印刷、CADサポート、Webコンテンツ制作といった多岐にわたる業務を展開していました。設立当初の1972年から数十年にわたり、茨城県日立市を本社とし、東京都千代田区に東京支社を持つなど、広範な拠点を展開していました。また、23の各地に拠点やドキュメントITセンターを設置し、顧客へのサービスを強化していました。

沿革

株式会社日立アイシーシーの歴史は1972年にさかのぼります。この年、日立エンジニアリングから独立し、茨城コピー株式会社として設立されました。設立当初は図面管理や複写業務のサービス提供にフォーカスしていましたが、時代の変化に応じて事業の多様化を図ることとなります。

1987年には本社を現在の所在地に移転し、その翌年の1988年には株式会社アイシーシーに社名を変更しました。1990年には資本金を1億円に設定し、その後も成長を続けました。1993年にマルチメディアコンテンツ事業を新たに開始し、その過程で資本金を2億円に増資しました。1998年にはオリジナルの教育系コンテンツをリリースし、さらなる事業拡大を図りました。

1999年には株式会社ヘックアイティを吸収合併し、資本金を2億5千万円に増資。これにより、業務範囲の拡充が図られ、本格的なビジネスの成長を支えることとなります。さらに、2001年には環境マネジメントシステムの国際規格であるISO 14001の認証を取得し、持続可能な企業活動への取り組みを評価されました。

2006年には、日本情報処理開発協会よりプライバシーマークを取得し、情報管理の強化にも努めました。2007年には電子化工場「iDoc」を設立し、デジタル化を推進する新たな拠点が設けられました。

最後に、2008年には社名を株式会社日立アイシーシーに再変更し、同年に日立インターメディックス株式会社による吸収合併が実施され、結果として株式会社日立ドキュメントソリューションズが誕生しました。このプロセスにより、長年の歴史を持つ法人としてのアイデンティティが新たな形で引き継がれることとなりました。

このように、株式会社日立アイシーシーは設立から約40年の間に企業成長とともに多くの変革を経験し、その後の吸収合併によって新たな企業体として進化を続けています。

もう一度検索