日立製作所ラグビー部

日立Sun Nexus茨城

日立Sun Nexus茨城は、茨城県日立市に拠点を置くラグビーユニオンチームで、2023年においてイーストリーグBグループに所属しています。このチームは、日立製作所が設立したラグビー部が起源となっており、長い歴史を持つことでも知られています。

概要と歴史

チームのルーツは1932年頃にさかのぼります。当時、日立製作所内で活動していたラグビー同好会が基盤となり、1934年には正式なラグビー部が創設されました。1937年には関東実業団大会に初出場。その後もチームは、1938年には早稲田大学出身の川越藤一郎を迎え、1939年には第5回大会の優勝を達成しました。また、1943年にも優勝を果たすなど、戦前から強豪校として名を馳せていました。

第二次世界大戦の影響を受けて一時活動が縮小されたものの、1946年に活動を再開し、同年には関東実業団大会も復活。その後も各地のチームと競り合いながら強化を続け、関東社会人リーグに参入すると共に、1960年代にはリーグ昇格を果たしました。1981年度や1984年度には全国社会人大会に出場するも、初戦で敗退した経験もあります。

さらに2003年にトップリーグが開幕した後も、チームは関東社会人リーグを主戦場に活動を続け、2012-2013シーズンにはトップイーストリーグDiv.2へ昇格。2019-2020シーズンにはトップイーストリーグDiv.1に初めて昇格しました。2022年には一般社団法人としてクラブ化がなされ、名称が日立製作所ラグビー部から日立Sun Nexus茨城へと変更されました。

成績

日立Sun Nexus茨城は、関東実業団大会で2度の優勝を成し遂げています（1938年、1943年）。リーグ戦においても着実に成績を残しており、近年では2020年度のトップイーストリーグBグループで3位にランクインしました。実績の一環として、過去には関東実業団リーグでの優勝も多く、特に2002-2003シーズンに関東社会人リーグ2部での優勝が昇格のきっかけとなりました。

現在の状況と将来の展望

2023年には、秋田ノーザンブレッツやセコムラガッツなどと共に2024-25シーズンからのリーグワン新規参入を申請していましたが、審査基準を満たさなかったため、今回の参入は見送られています。チームは今後も強化を進め、次回のチャンスに向けた活動を続けていくことでしょう。

ラグビー部の歴史を受け継ぎ、日立Sun Nexus茨城は新たなステージを目指し、地域とファンを支えに成長していくことが期待されます。

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