日精 (企業)

日精株式会社について

日精株式会社は東京都に本社を構え、機械式駐車設備や凍結乾燥機を手掛ける、業界のリーダー企業です。特に機械式駐車設備においては国内市場でのシェアが高く、数々のプロジェクトにその技術が活かされています。

企業の歴史

日精は1953年12月に設立され、当初は資本金300万円でスタートしました。1962年にはドイツのクルップ社から機械式駐車設備の国内総代理権を取得し、業界への進出を果たしました。その翌月には、久原商事株式会社を吸収合併し、業務の拡大を図りました。この時、日立製作所や日本鉱業（日立造船を含む）からの資本参加により、資本金は3000万円に増資されました。

1966年には凍結乾燥機および関連設備の製造を目的とした子会社「共和真空技術株式会社」を設立し、製品ラインアップを広げました。1973年には一級建築士事務所を開設し、建設業者としての地位を確立しました。1974年にはソフトウェア専門子会社を設立するなど、技術の多角化を進めました。

その後も、1985年には機械式駐車設備の保守を目的とする子会社を設立し、事業基盤を強化。1991年には資本金を大幅に増資し、さらなる成長を目指しました。

2000年にはISO9001認証を取得し、品質の向上を図る一方で、2004年にはISO14001認証を取得し、環境にも配慮した企業経営を進めるようになりました。これらの取り組みは、日精の信頼性を高め、国内外での評価を得る要因となりました。

2013年には、東南アジア市場への進出を目指して子会社「THAI NISSEI Co.,Ltd.」を設立。また、同年には創立60周年を迎え、長い歴史の中で培った技術と経験を生かしつつ、未来を見据える企業として進化を続けています。

納入実績

日精は、多くの著名なプロジェクトに技術を提供してきました。その中には東京スカイツリーや新宿東宝ビル、GINZA KABUKIZA、経団連会館、東京証券取引所、資生堂銀座ビル、広島トランヴェールビルディングなどが含まれています。これらの実績は、日精の技術力と信頼性の証でもあります。

関連会社

日精株式会社は複数の子会社を持ち、各分野での専門性を強化しています。例えば、共和真空技術株式会社は製造業に特化し、ニッセイコムはソフトウェア関連に注力しています。また、エヌシィ情報機器や日精エンジニアリングもそれぞれの専門分野において重要な役割を果たしています。

これからも日精株式会社はその技術力を生かし、さらなる成長を目指して邁進していくことでしょう。

もう一度検索