旧把撥駅

旧把撥駅について

旧把撥駅（クパバルえき）は、大韓民国ソウル特別市恩平区津寛洞にある、ソウル交通公社の3号線に属する駅です。駅番号は320で、梧琴駅と水西駅が始発の列車の約半分がこの駅まで運行し、紙杻車両事務所に入庫します。

歴史

この駅は1985年7月12日に開業し、当初はソウル特別市地下鉄公社の3号線に属していました。その後、2005年1月1日にソウルメトロとして改称され、さらに2017年5月31日にはソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合され、現在のソウル交通公社の一部となりました。

駅名の由来

駅名「旧把撥」は、かつて都と地方を結ぶ連絡官たちの伝令網を指し、その伝令を運ぶ馬を「把撥馬（パバルマ）」と呼んでいました。このことから、旧把撥駅は歴史的にその伝令の拠点となっていた場所とされています。

駅構造

旧把撥駅は、地下2階に島式ホームを1面2線備えた構造となっており、保安対策としてフルスクリーンタイプのホームドアシステムを導入しています。改札階は地下1階にあり、改札口は北側、中程、南側という3か所に設置されています。なお、中程の改札口にはホームへの連絡エレベーターも完備されています。

トイレは改札外にあり、出入口は1番から4番までの合計4か所あるため、利用者は目的地に応じて便利に利用できます。また、駅の北側には始発・終着列車用の待避線が存在します。

利用状況

近年の駅の利用状況については、具体的な一日平均利用者数の推移が記録されており、駅の重要性を示しています。利用者の増減は地域の発展や交通の便に大きく影響されているため、注目すべきデータです。

駅周辺の情報

恩平区に位置する旧把撥駅の周辺には、いくつかの重要な施設があります。恩平ニュータウンをはじめ、旧把撥滝や観音寺、北漢山国立公園などが近隣にあり、自然と文化が融合した魅力的な地域です。また、教育機関として新都中学校や津寛高等学校なども存在し、地域の住民や学生に利用されています。さらに、地域づくりが進む恩平ニュータウンでは商業施設や住宅地の開発も進められており、今後の発展が期待されています。地域暖房公社や公営車庫などの交通・生活インフラも整備されており、快適な住環境を支えています。

このように、旧把撥駅は交通の要所として重要な役割を果たすだけでなく、周辺の施設と連携しながら地域の発展に貢献しています。

もう一度検索