早口町

早口町（はやぐちまち）

早口町は、かつて秋田県北秋田郡に存在した町で、現在の大館市北西端にあたります。ここでは、町制を施行する前の早口村についても解説します。

地理

早口町は、以下の山々に囲まれた自然豊かな地域でした。

二子山
十ノ瀬山
女十ノ瀬山
田代岳
烏帽子岳
尻高森
堂九郎坊森
長慶森
三ツ森

これらの山々を源流とする米代川が町を流れていました。

歴史

早口町の歴史は、明治時代の町村制施行に遡ります。

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、早口村、長坂村、外川原村が合併し、早口村が発足しました。
1900年（明治33年）10月7日：早口駅が官設鉄道の一般駅として開業し、地域の発展に大きく貢献しました。
1947年（昭和22年）7月1日：早口村が町制を施行し、早口町となりました。
1956年（昭和31年）9月30日：山瀬村と合併し、田代町が発足。これに伴い、早口町は廃止されました。
2005年（平成17年）6月20日：田代町が大館市に編入され、現在に至ります。

交通

早口町には、以下の鉄道路線と駅がありました。

日本国有鉄道（現JR東日本）
奥羽本線：早口駅

また、以下の国道が町内を通過していました。

国道7号

早口駅は、現在も奥羽本線の駅として機能しており、地域住民の交通手段として利用されています。

参考文献

角川日本地名大辞典 5 秋田県

関連項目

* 秋田県の廃止市町村一覧

この地域は、鉄道駅の開設を機に発展し、一時は町として独立していましたが、周辺町村との合併や大館市への編入を経て、その名残を地名や駅名に留めています。豊かな自然と歴史を持つ早口町は、現在も大館市の一部として、その個性を保ち続けています。

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