早吸日女神社 (佐伯市)

早吸日女神社について

早吸日女神社（はやすいひめじんじゃ）は、大分県佐伯市の蒲江西野浦にある歴史ある神社です。この神社の主神である住吉三神は、上筒男神、中筒男神、そして底筒男神の三柱から成り立っています。そのほかに、相殿神として迦遇突知命と事代主命も祀られています。

創立の歴史

この神社は久安元年（1145年）に創建されたと伝えられており、長い歴史を持つ地域の信仰の中心となっています。地元の人々にとって、早吸日女神社は大切な場所であり、毎年行われる祭りは特に注目されています。

御神幸祭の魅力

神社の大祭である御神幸祭は、2年ごとに7月24日に開催されます。この祭りでは、8人太鼓と獅子舞が演じられ、多くの人々がその勇壮なパフォーマンスを楽しみます。特に八人太鼓は、大分県の無形民俗文化財に指定されており、その伝統は1712年（正徳2年）に遡ります。社殿の再建に際して実施された演舞が起源とされています。

御神幸祭では、3基の神輿が本殿から約1.2km離れた御旅所へ向かい、地元の地域を巡行します。祭りに参加する受け継がれてきた八人太鼓の組は、神輿に従いながら踊り続け、祭りの雰囲気を高めます。特に神輿同士がぶつかり合う「けんか神輿」は、観客に大変人気があります。この神事は、神社の重要なイベントとして位置づけられています。

近年の動向

近年では神輿の担ぎ手が不足しているために、御神幸祭は2005年以降開催されていませんでしたが、2009年に4年ぶりに祭りが復活しました。このような取り組みは、地域の文化と伝統を守り、継承していくために重要です。

文化財としての重要性

早吸日女神社に関連する八人太鼓及び獅子舞は、1976年3月30日に大分県によって無形民俗文化財に指定されています。この指定は、地域の文化的資源を保護する上で重要な意味を持っています。

まとめ

早吸日女神社は、その長い歴史とともに地域の神社として多くの人々に親しまれています。御神幸祭や八人太鼓、獅子舞といった伝統行事は、この地域の文化を表す重要なイベントであり、訪れる人々に感動を与え続けます。地域の守り神として、今後も多くの人たちに愛されることでしょう。

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