早坂圭介

早坂圭介のプロフィールと経歴

基本情報

早坂 圭介（はやさか けいすけ、1984年6月19日生まれ）は、神奈川県横須賀市出身の元プロ野球選手です。ポジションは内野手と外野手でしたが、選手としてだけでなく、その後の野球指導者としても知られています。

プロ入り前の経歴

早坂は横須賀市立不入斗中学校で軟式野球チームの横須賀スターズクラブに参加し、横浜商工高校に進学します。高校時代には全国大会への出場を果たせなかったものの、2002年のドラフトで千葉ロッテマリーンズから8巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。この時、横浜商工高校出身者として初めてのプロ野球選手となり、背番号は68に決定しました。

ロッテ時代

初期の成績

入団から数年は、イースタン・リーグでの活躍が目立ちました。特に2003年には14試合で2盗塁を記録し、イースタン・リーグでは22盗塁で盗塁王に輝きました。2004年には同リーグで再び盗塁数を伸ばしましたが、一軍での出場機会は限られていました。

一軍初出場とその後

2005年には、ポストシーズンでの出場を果たし、チームの31年ぶりのパシフィック・リーグ優勝に貢献。翌年には、イースタン・リーグでの成績により一軍出場の機会が増えましたが、打撃成績は改善されませんでした。特に2008年は17試合出場するも、打率は低迷し苦しむことになります。

結果的な活躍

2009年には初めての開幕一軍入りを果たし、スタメンとしても活躍。サヨナラ安打や初本塁打を放つなど、成績を徐々に上げていきます。しかし、2010年には大怪我によってシーズンを棒に振ります。2011年には復帰し、再び一軍での出場機会を得ましたが、定着までには至りませんでした。

2012年から2014年にかけては主に二塁手として出場し続けましたが、安打数は伸び悩みました。最終的に2015年には一軍出場がなくなり、10月3日に球団から戦力外通告を受けて現役を引退しました。

現役引退後の活動

引退後、早坂は「BASEBALL 早坂」という名のバーを経営しましたが、2018年に閉店。その後は人材派遣会社で営業担当としてのキャリアをスタートさせます。2022年には福井ネクサスエレファンツのコーチに就任し、その後も監督代行を担当しました。2023年1月には千葉スカイセイラーズの監督に就任し、同年のリーグでの初優勝に導くなど、指導者としても成果を上げました。

特徴と人物

早坂は50メートルを5秒9というスピードで走ることができ、守備力には定評があります。その愛称は「小猿」で、友人や同僚からの信頼も厚い因縁深い人物でした。また、引退後の経営するバーには現役時代のコーチや同僚から祝福の花が届くなど、彼の人脈が伺えます。

自身の引退については、先輩の言葉を大切にし、困難な時期に誰が周りにいるかが大切であると感じています。こうした思考は、今後の指導者としての活動にも影響していることでしょう。

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