早稲田予備校

早稲田予備校は、学校法人早稲田学園によって運営されている大学受験予備校です。「次の高みを目指す人に」というキャッチフレーズを掲げ、難関私立大学、特に早稲田大学への合格を目指す受験生を長年にわたり支援しています。名前の由来は、主な目標大学の一つである早稲田大学からきていますが、運営母体の早稲田学園は早稲田大学とは一切関係がありません。また、同業の早稲田ゼミナール、早稲田学院、早稲田アカデミー、早稲田塾とも資本関係はありません。

概要

早稲田予備校は、長年にわたり難関私立大学、特に文系学部対策において実績を積み重ねてきました。かつては「早予（そうよ）」と呼ばれていましたが、現在は「ワセヨビ」の愛称で広く知られています。受験生を激励するイベントとして、過去にはウッチャンナンチャン、アントニオ猪木、中村玉緒などの著名人が特別講師として招かれたこともあります。

一時、TBSで英語番組を制作・放送していた時期があり、校舎のある地域（東北放送やCBCテレビなど）でもネットされていました。その番組「当世英語事始」のオープニング・エンディングには、ホルスト・ヤンコフスキーの楽曲「A Sunny Day in Heidelberg」が使用されていました。

13時時計

早稲田予備校のシンボルとして、各校舎には「13時時計」が設置されています。この時計には、以下のような複数の説があります。

学習時間へのメッセージ： 1日を24時間ではなく26時間として捉え、人よりも多く勉強する意欲を持ってほしいというメッセージが込められています。
合格へのメッセージ： 時計の針が13時5分を指すことから、「いざ合格」という語呂合わせで、受験生を激励する意味が込められています。
受験生活の集大成： 小学校6年、中学校3年、高校3年の合計12年に浪人期間の1年を足し、13年目の合格を目指すというメッセージです。

これらの説は、予備校側が公式に一つの正解を示しているわけではなく、創設者の意図としては「時計に興味を持ち、自ら考えること」を大切にしてほしいという思いが込められています。

校舎

早稲田予備校は、以下の校舎を運営しています。

専修学校（一般課程）
東京本校：早稲田大学対策専門校として、「専修学校早稲田予備学校」の名称で運営されています。
西船橋校：「専修学校早稲田予備学校西船橋校」として運営されています。
その他（テナント施設）
水戸校

かつて存在した校舎

過去には、以下の校舎も存在しました。

町田校（1991年4月～1997年3月）
名古屋校（1981年4月～1998年3月）：跡地はホテルを経て、現在はダイワロイネットホテル名古屋駅前となっています。
仙台校（1987年4月～1997年3月）：仙台校が入居していた「仙台13時ビル」には、現在仙台青葉学院短期大学が入居しています。
大阪校（提携校：エール予備校）
川崎校
川越校（～2016年3月）
稲毛海岸校（～2018年3月）
勝田台校（～2018年3月）
所沢校（～2018年3月）

関連項目

学習塾・予備校の一覧
わせがく高等学校
わせがく夢育高等学校

外部リンク

* 早稲田予備校

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