早稲田大学高等学院・中学部

早稲田大学高等学院・中学部について

早稲田大学高等学院・中学部（Waseda University Junior and Senior High School）は、東京都練馬区上石神井に位置する私立男子中学校および高等学校で、高中大一貫教育を提供しています。この学校は、高等学校の入学希望者を対象とした併設型の中高一貫校であり、早稲田大学の直属の附属校として知られています。

歴史

早稲田大学高等学院の起源は1899年にさかのぼります。当初は東京専門学校の高等予科として設立されました。学校名が正式に「早稲田大学早稲田高等学院」と改称されたのは1920年で、戦後の学制改革を経て、新制学校として生まれ変わりました。1950年には現在の「早稲田大学高等学院」に改称され、その後1966年に練馬区上石神井へと校地を移転しました。さらに2010年には中学部が新設され、近年でも発展を続けています。

組織と校風

早稲田大学高等学院は、早稲田大学の一部としての位置づけを持っています。このため、学院生は大学の各学部へ進学するための優遇があります。卒業生の多くは早稲田大学へ内部進学することができるため、進学の難易度は高いとされています。校風については非常に自由で、生徒は制服と私服の選択が可能です。また、特別な校則はなく、清掃などの日常業務も専門業者に委託されています。

教育理念とカリキュラム

教育は早稲田大学の建学の精神に基づいて行われ、生徒は第二外国語の履修が義務付けられています。中学部では、3年次からの外国語学習を通じて高等学院での学びにつなげることを目指しています。また、カリキュラムには毎年のテーマに沿った卒業論文の執筆が含まれており、学術的なスキルを養うことが求められます。

部活動

部活動も活発で、特にボート部や弓道部は全国レベルでの活躍を見せています。生徒の自主的な活動も盛んで、環境プロジェクトなど、多くの有志による取り組みが行われています。

行事と生活

主要な行事には学院祭、体育祭、学芸発表会があり、日常生活には学年別の校外学習が組み込まれています。卒業生はアクティブに活動し、他校との交流や討論会も積極的に行われています。

要するに、早稲田大学高等学院・中学部は、歴史ある教育機関として、自由な校風と高い進学実績を背景に、社会で活躍する人材を育成しています。また、環境への意識も高く、生徒の自主性を重視した教育が行われています。

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