早霧せいな

早霧 せいなについて

早霧せいな（さぎり せいな、1980年9月18日生まれ）は、日本の元女優であり、宝塚歌劇団の雪組トップスターとして知られています。彼女は長崎県佐世保市に生まれ、県立佐世保西高等学校を卒業しました。愛称は「ちぎ」で、活動中の魅力的な存在感と高い舞台能力で多くのファンに愛されました。

来歴

早霧は1999年に宝塚音楽学校に入学し、2001年には87期生として宝塚歌劇団に入団しました。彼女は入団時に19番の成績を収め、宙組の公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏みました。

その後、彼女は宙組に所属し、男役としての演技が高く評価されました。特に、感情表現豊かな役作りと抜群のダンススキルで賛辞を受け、2006年には新人公演で初主演を果たします。この年の「NEVER SAY GOODBYE」で主演を務めたことから、彼女は一躍注目の存在となりました。

2008年にはバウホール公演での主演が決まり、2009年には雪組に組替えとなりました。雪組の「雪景色」では、役替わりながら6役を演じ分け、新たな挑戦を果たしました。2011年には「ニジンスキー」で単独初主演をし、翌年には再び東上公演での主役を担当しました。

2014年には「ベルサイユのばら」で全国ツアー公演初主演し、同年9月には雪組のトップスターに就任しました。これにより、宙組出身者から初のトップスターが誕生し、相手役には咲妃みゆを迎えました。トップ就任後、彼女は「ルパン三世／ファンシー・ガイ!」で大劇場デビューを果たします。

2017年の退団公演「幕末太陽傳／Dramatic “S”!」では、咲妃みゆとのコンビは「平成のゴールデンコンビ」と称され、5作連続で客席稼働率100％超えを達成しました。これは宝塚史上初の記録となり、彼女の実力を証明するものでした。

退団後の2018年、舞台「るろうに剣心」で主演し、自身が宝塚時代に演じた役を再び演じる機会を得ます。2021年にはTBS系ドラマ「ドラゴン桜」に出演し、連続ドラマ初のレギュラーキャストとして活躍しました。2023年6月には自身のSNSで正式に芸能活動の終了を報告しました。

プライベート

早霧の実妹はフリーアナウンサーの千北英倫子であり、彼女自身も公私を通じて仲の良い関係を築いているようです。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

早霧は多くの舞台に出演しましたが、特に宝塚歌劇団時代は様々な主演を果たしています。特筆すべきは、「ベルサイユのばら」での主演や、「ロミオとジュリエット」での重要な役どころです。各作品において彼女はその演技力を発揮し、観客の心を掴んでいました。

受賞歴

彼女の活躍は多くの賞の受賞にも繋がり、2007年から2017年にかけて宝塚歌劇団年度賞で複数回の受賞歴があります。これらの受賞は、彼女の努力と才能を高く評価される証です。

活動の総まとめ

早霧せいなのキャリアは、宝塚歌劇団での華々しい活躍から始まり、退団後も舞台やドラマで新たな役柄を務め続けました。彼女の演技は多くのファンに感動を与え、長い間、日本のエンターテインメントの一翼を担ってきたといえるでしょう。

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