旭導会

旭導会について

旭導会（きょくどうかい）は、1991年に創設された北海道旭川市を拠点とする暴力団であり、指定暴力団である山口組の二次団体です。約400人の構成員を抱えている（2008年のデータ）この組織の本部は、3条通5丁目1139に位置し、事務所の看板には「川合」と掲げられています。

設立の背景

旭導会は、元々山口組系の暴力団「関保会」の最高幹部だった鈴木一彦によって設立されました。関保会の解散に伴い、鈴木はその地盤を受け継ぐ形で旭導会を結成しました。そして1992年、旭導会は山口組の直系組織となりました。

主な事件

旭導会は、設立以来多くの事件に関与してきました。特に注目すべきは以下のような事件です。

• - 滝川市生活保護費不正受給事件（2007年）:

旭導会系の組員が、約2億円を不正に受給していたことが発覚。逮捕後、組織本部に対する大規模な捜索が行われました。

• - 鈴木一彦会長の逮捕（2009年）:

鈴木会長を含む4名が不実記載容疑で逮捕され、事務所などが捜索されました。

• - 暴力団排除関連の逮捕（2017年）:

幹部が暴力団員であることを隠して宿泊したホテルで逮捕され、その後の捜索が行われました。

• - 虚偽の住民異動届事件（2018年）:

会長や組員が、居住地を偽る届け出を提出して逮捕されました。

これらの事件は、旭導会が犯罪に関与していることを示すものであり、道警の捜査を受けてきたことが分かります。

現在の組織体制

旭導会は、現在以下のような組織体制を持っています。

• - 会長: 川合彰典
• - 若頭: 大景勝幸（四代目鈴商組組長）
• - 舎弟頭: 和泉二美男（和泉会会長）
• - 統括委員長: 山中知彦（山中組組長）
• - 本部長: 酒井衛（鈴龍會会長）
• - 最高顧問: 松下仁史（松道会会長）
• - 若中: 東駿佑、松原朗

初代会長の経歴

初代会長鈴木一彦は1940年生まれで、関保会の最高幹部に就任した後、内紛を経て旭導会を設立しました。1992年に山口組に直参として入ると、その後の役職として若頭補佐や関東地区長に就任し、組織の歴史において重要な地位を占めました。鈴木は2022年に他界しました。

まとめ

旭導会は北海道で活動する暴力団であり、設立以降、多くの事件に関与しています。組織の主な役員たちや事件は、この組織の犯罪性を強調し、地域社会への影響を与えている状況です。

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