旭川市立中央中学校

旭川市立中央中学校について

旭川市立中央中学校（あさひかわしりつ ちゅうおうちゅうがっこう）は、日本の北海道旭川市に位置する公立の中学校です。本校は、2015年4月に旭川市立常盤中学校、聖園中学校、北都中学校の3校が統合されて新たに設立されました。これにより、教育資源の集中と効果的な教育環境の確保が目的とされています。

校名の由来

校名には、「中央」という言葉が組み込まれています。これは、学校が市の中心部に位置することを反映しています。この位置は、地域の教育の中心地としての役割も果たしています。

校章

校章は独特のデザインを持っており、「中央中学校」の「C」を象った紺色の楕円形が、統合した3校を象徴する緑色の三角形に囲まれています。また、未来に向かう光を示すオレンジ色のグラデーションの3本の曲線がデザインされています。この校章は、2014年に美術科の授業で制作した生徒の作品を基に、教職員とデザイナーによって完成されたもので、市教育委員会により正式に制定されました。

教育目標

本校の教育目標は、「次代を担う旭川人の育成」です。この目標に基づき、以下の3つの具体的な目標が掲げられています。

1. 豊かな知性と確かな実践力：生徒が幅広い知識を身に付け、実際の場面でそれを活かせるような教育を行います。
2. 笑顔と思いやりあふれる広い心：他者への思いやりを大切にし、協力し合う姿勢を育むことが重視されています。
3. 健やかさと困難に打ち克つ粘り：心身の健康を促進し、どんな困難な状況でも立ち向かう強さを教えます。

歴史と沿革

本校の歴史は、1947年にさかのぼります。当時、旭川市立第五中学校、中学校第六中学校、第七中学校が開校しました。1948年には、第五中学校が常盤中学校に改名され、第六中学校は聖園中学校に、さらに1949年には第七中学校が北都中学校に改名されています。その後も、学校名は変更され、統合が進められました。特に2011年には、新しい学校を設立するために3校の統合が決まり、2015年の新設に至りました。

この新設校の計画は、経済や社会情勢の変化に伴う生徒数の減少を受けたもので、地域の教育環境の最適化を目指したものです。

統合の経緯

近年、生徒数が減少しているため、統合が必要とされました。旭川市の教育委員会は、2011年6月に常盤中学校の敷地内に新校舎を建設することを決議しました。その際、地元住民からの反対もありましたが、教育環境の改善を目的として予定通り進められました。結果として、2015年4月に新たに中央中学校が設立され、旧3校が閉校しました。

まとめ

旭川市立中央中学校は、地域社会の教育の中心として設立された新しい校舎を持つ学校です。その教育理念は、未来を担う学生を育成するものであり、地域振興を目指した取り組みを続けています。将来的には更なる教育の充実を図り、地域貢献を果たしていく所存です。

もう一度検索