旭志村

旭志村（きょくしむら）

旭志村は、かつて熊本県菊池郡に存在した村です。その名は「旭日」の如く昇る勢いを志すという意味合いが込められていたと推察されます。特に、ホタルの生息地として有名で、自然豊かな景観が特徴でした。しかし、2005年3月22日、菊池市、泗水町、七城町との合併により、新たな菊池市の一部となり、その歴史に幕を閉じました。

歴史

旭志村は、以下の変遷を辿りました。

1956年（昭和31年）5月1日：菊池郡の旭野村と北合志村が合併し、新村として旭志村が発足しました。
1956年（昭和31年）8月1日：護川村の一部（川辺と尾足）が旭志村に編入されました。
1990年（平成2年）3月1日：泗水町との間で境界が変更されました。
1997年（平成9年）3月1日：菊池市との間で境界が変更されました。
1997年（平成9年）6月1日：大津町、泗水町との間で境界が変更されました。
1998年（平成10年）6月1日：大津町との間で境界が変更されました。
1998年（平成10年）9月1日：菊池市との間で境界が変更されました。
2002年（平成14年）9月1日：菊池市との間で境界が変更されました。
2005年（平成17年）3月22日：菊池市、泗水町、七城町との合併により、旭志村は廃止され、新たな菊池市となりました。旧村域は、現在の菊池市旭志となっています。

教育

村内には以下の教育機関がありました。合併後、菊池市立として運営されています。

旭志村立旭志中学校（現：菊池市立旭志中学校）
旭志村立旭志小学校（現：菊池市立旭志小学校）

経済

産業

農業

かつては、米、麦、タバコ栽培、養蚕、赤牛飼育といった農業が中心でしたが、1950年代後半から酪農が発展しました。飼料畑や牧草栽培も普及し、県内有数の畜産地帯として知られるようになりました。

工業

1960年代後半からは、国道325号の整備や主要地方道の改修などにより、工業振興が図られました。

交通

道路

一般国道：国道325号
県道：熊本県道23号菊池赤水線

道の駅

道の駅旭志

関連情報

* 熊本県の廃止市町村一覧

旭志村は、自然豊かな環境を活かし、農業と工業の両面で発展を遂げた地域でした。合併後も、その名残は菊池市旭志として、人々に記憶されています。

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