明光セレクト

明光セレクト株式会社の概要

明光セレクト株式会社（Meiko Select Co., Ltd.）は、日本の映画製作・配給会社であり、映画やテレビの特殊機械の賃貸・操演を手掛ける企業です。1961年3月1日に初代社長・津谷明治によって東京都新宿区荒木町に設立されました。その後、1967年に新宿区上落合へと本社を移転しました。

企業の沿革と歴史

設立当初の資本金は250万円で、取締役には新東宝の初代社長を務めていた佐生正三郎などが名を連ねていました。1965年には「火遊び」「素肌の叫び」「裸女山脈」の3作品を配給し、同社の活動が本格化します。特に、本木荘二郎が関与した作品の配給が多く、彼が手掛けた多くの映画が同社を通じて公開されました。

その後も本木が監督した「女の性」や「愛欲の十三階段」といった作品が続々と公開され、1966年には「虹の乳房」が配給されました。この時期、多くの映画が製作され、明光セレクトは日本映画界における重要なプレイヤーとしての地位を確立しました。しかし、1967年を境に、記録に残る製作・配給活動が停止し、その後は特殊機械の賃貸・操演に特化していきます。

技術協力事業へのシフト

1967年からは、映画制作の活動が見られなくなり、特殊機械のレンタルに力を入れるようになります。特にテレビ番組への技術協力は、フジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』をはじめとする多くの番組で行われ、その活動が評価されました。特に、1998年には、同番組のスタッフによって結成された音楽ユニット「野猿」に、会社の技術者が参加し話題となりました。

企業の現状と未来

現在も明光セレクト株式会社は、映画やテレビ用の特殊機械のレンタル事業を展開しており、様々な技術協力を通じて、映像制作のインフラを支える重要な存在です。社名の変遷もありましたが、企業の精神は変わらず、日本の映像業界を支えていくことでしょう。これからの時代にも、新たな挑戦を続け、映像制作の発展に寄与することが期待されます。

企業データ

• - 社名: 明光セレクト株式会社
• - 所在地: 東京都新宿区上落合2丁目13番18号
• - 設立年: 1961年3月1日
• - 代表取締役社長: 津谷智太良
• - 資本金: 1,000万円

明光セレクトの歴史は、日本の映画業界の変遷と深く結びついており、その存在は映画制作やテレビ放送の裏方として、欠かすことのできないものとなっています。

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