明星セメント

明星セメント株式会社は、太平洋セメント株式会社の傘下にあるセメントメーカーです。本社と工場は、新潟県糸魚川市に位置しています。

主な事業内容は、セメントの製造、石灰石などの製造・販売、そして各種廃棄物の処理です。地域社会のインフラ整備に不可欠なセメントの安定供給を担うとともに、資源の有効活用や環境保全にも貢献しています。

沿革

明星セメントは、1958年（昭和33年）に昭和電工、信越化学工業、日本カーバイド工業の3社が共同出資して設立されました。設立当初から、日本の高度経済成長を支えるセメント需要に応えてきました。

1972年（昭和47年）には、当時の日本セメント（現：太平洋セメント）の完全子会社となり、太平洋セメントグループの一員として、より強固な経営基盤を確立しました。

1979年（昭和54年）には、日本石灰石開発を合併し、セメントの主要原料である石灰石の安定確保体制を強化しました。

1998年（平成10年）には、日本セメントと秩父小野田が合併し、太平洋セメント株式会社が発足しました。これに伴い、明星セメントも太平洋セメントグループの一員として、新たなスタートを切りました。

2002年（平成14年）には、サミットエナジーと共同出資でサミット明星パワーを設立し、エネルギー事業にも進出しました。セメント製造の過程で発生する熱エネルギーを有効活用し、発電事業を行うことで、環境負荷の低減に貢献しています。

2008年（平成20年）には、創立50周年を迎えました。半世紀にわたり、日本の社会基盤整備に貢献してきた実績が評価されています。

2022年（令和4年）には、デンカのセメント事業の譲受を発表し、更なる事業拡大を目指しています。

関連事項

糸魚川市の歴史
太平洋セメント
糸魚川発電所
サミット明星パワー糸魚川バイオマス発電所

外部リンク

* 公式ウェブサイト

明星セメントは、セメント製造を核として、資源・エネルギーの有効活用や環境保全にも積極的に取り組む企業です。地域社会との共生を図りながら、持続可能な社会の実現に貢献しています。

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