明石家さんまのスポーツするぞ!大放送

『明石家さんまのスポーツするぞ!大放送』

『明石家さんまのスポーツするぞ!大放送』（通称：さんスポ）は、1993年から1997年にフジテレビで放送されていた特別番組です。この番組は、明石家さんまが司会を務め、多彩なゲストと共にスポーツを楽しみながらトークや対決を繰り広げるという内容で、多くの視聴者に親しまれました。

番組の概要と形式

この特番は、最初は『金曜ファミリーランド』や『木曜ファミリーランド』枠で放送され、最終的には『金曜メガTV』や『強力!木スペ120分』などでも放送されました。全11回の放送が行われたほか、正月特番として2回、また『FNSの日』の企画の一環としても登場しました。

番組に登場したゲストには、若き日の福原愛やジョン・マッケンロー、当時16歳で全豪オープンを制したマルチナ・ヒンギスなど、各界の有名スポーツ選手を含んでいます。特に印象に残るのは、さんまと福原の対決で、福原がうまくいかなかった時にさんまが見せた反応が話題となり、彼女は「泣き虫愛ちゃん」として名を馳せることになりました。また、天地真理が運動音痴キャラとして再び注目を浴びるきっかけともなった番組でした。

名物企画の「オールスターフリースロー選手権」

番組の中で特に人気を博したのが、「オールスターフリースロー選手権」という企画です。この企画はバスケットボールのフリースローをテーマにしたもので、毎回行われる選手権で、出演者たちがシュートで得点を競い合いました。基本的なルールは、各自が5回のフリースローを行い、成功した本数に応じてポイントが加算されます。特に5投目は2点とされ、さらに最終的には3ポイントラインからのシュートで3点を獲得する機会も設けられていました。評価は全体で集計され、同点の場合はプレーオフによって勝敗が決まります。

放送日時と出演者

放送は多くの時間帯で行われ、ファミリー向けの番組枠を中心に展開されました。主な出演者には、明石家さんまをはじめ、八木亜希子（当時フジテレビアナウンサー）、今田耕司、東野幸治、ナインティナイン、天地真理、マイケル富岡、ランディ・バース、森末慎二、フローレンス・ジョイナーなど、様々なジャンルのメンバーが揃いました。

スタッフと制作

この番組の制作には多くのスタッフが携わりました。構成は大田一水や畔柳吉朗らが担当し、技術面でも岩沢忠夫や花島和弘などが活躍しました。美術や音声、照明などにも多くの専門家が関わっており、番組全体のクオリティを向上させています。制作はフジテレビ第二制作部が手がけ、作品としての完成度を高めました。

まとめ

『明石家さんまのスポーツするぞ!大放送』は、ただのバラエティ番組にとどまらず、スポーツとエンターテインメントを融合させた新しい形の番組として、多くの視聴者に愛されました。明石家さんまのユーモアあふれる進行と、ゲストの魅力が相まって、印象深いコーナーや対決が数多く生まれたこの番組は、今でも多くのファンの記憶に残っています。

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