星野泰視

星野 泰視 (ほしの やすし)

星野泰視は、1969年3月6日生まれの日本の漫画家で、山形県上山市出身です。彼は著名な漫画雑誌で数多くの作品を発表しており、そのジャンルは主に麻雀や将棋を題材としたものが多いことで知られています。しかし、本人は驚くべきことに、実際には麻雀や将棋をプレイした経験はほとんどありません。これは、彼の独自の視点から描かれる物語を際立たせ、読む人に新たな魅力を提供しています。

経歴と受賞歴

星野は、浦沢直樹のアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、その後独立して自身の作品を発表するようになりました。2000年には「哲也-雀聖と呼ばれた男」で第24回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。この作品は、原作をさいふうめいが手がけ、1997年から2005年まで連載され、全41巻が刊行されています。この受賞は彼の名を広め、以降の活動にも大きな影響を与えました。

主要作品リスト

1. 週刊少年マガジン
- 哲也-雀聖と呼ばれた男（原作：さいふうめい、1997年33号 - 2005年2・3合併号、全41巻、文庫版全22巻）
- 哲也 THE FINAL（監修：さいふうめい、2005年2月17日初版発行）
- 賭博師 梟（原作：さいふうめい、2003年21・22合併号 - 同年29号、単巻）
- 少年無宿シンクロウ（原作：さいふうめい、2006年1号 - 2007年1号、全6巻）
- Cyborg 009（原作：石ノ森章太郎、2008年24号、読切）
- 弑逆契約者ファウスツ（2008年46号 - 2009年27号、全4巻）

2. モーニング
- 風と雷（脚本：市川海老蔵、原作：樹林伸、2009年35号 - 同年48号、全1巻）
- デラシネマ（2011年1号 - 2012年37・38合併号、全8巻）

3. 月刊COMICリュウ
- メイザース-ソロモンの魔術師と明治の文豪-（2014年6月号 - 連載中）

4. ビッグコミック増刊号
- 白魔殿の医師（原作：よこみぞ邦彦、2014年3月号 - 2017年8月号、全3巻）

5. ビッグコミックスペリオール
- 江川と西本（原作：森高夕次、2014年22号 - 2019年12号）

6. ビッグコミックオリジナル
- 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖（原作：アガサ・クリスティー）
- ABC殺人事件（2014年24号 - 2016年10号、全4巻）
- 蒼ざめた馬（2017年1号 - 17号、全2巻）

7. コミック乱ツインズ
- 宗桂〜飛翔の譜〜（将棋監修：渡辺明、2018年9月号 - 2020年1月号）

8. ヤングチャンピオン
- 日本を創った男 〜渋沢栄一 青き日々〜（2020年14号 - 2023年14号、全38話、全7巻）
- 戦国怪獣記ライゴラ（原作：志名坂高次、2024年6号 - ）

9. 近代麻雀
- 東天紅物語 麻雀プロとその時代（原作：馬場裕一、2022年10月号 - ）

10. アンソロジー
- 東日本ふるさと物語（2011年、徳間書店）

星野泰視は、その独特な視点と多彩な作品群を通じて、日本の漫画界において重要な役割を果たし続けています。彼の作品は幅広い層の読者に支持されており、今後の展開にも注目が集まります。

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