星野雄大

星野雄大選手のプロフィールと経歴

星野雄大（ほしの ゆうだい）は、1988年10月19日生まれで、岡山県岡山市出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投げ右打ちの選手です。実弟には、同じく元プロ野球選手である星野大地（投手）がいます。

選手としてのキャリア

プロ入り前

星野は岡山市立平福小学校3年生の頃からソフトボールを始め、その後岡山市立福浜中学校に進学し、軟式野球に転向しました。岡山東商業高等学校では1年生の秋からベンチ入りし、3年生の春、4番打者として第78回選抜高等学校野球大会に出場しました。初戦で敗れたものの、その強肩からプロから大きな注目を集めました。

高校卒業後は、社会人野球の日産自動車九州に入団。2年目にはレギュラーを獲得しましたが、3年目にはチームが休部。そのため、工場での業務に従事しました。その後、伯和ビクトリーズに移籍し、2010年には正捕手として活躍、都市対抗野球大会で本塁打を記録しました。

香川オリーブガイナーズ時代

選手としてのさらなる飛躍を望んで、星野は伯和ビクトリーズを退団し、独立リーグの四国アイランドリーグplusのトライアウトを受け、合格。2011年12月には香川オリーブガイナーズに入団しました。1年目から優勝に貢献した彼は、ピッチャーとのコミュニケーションを大切にすることでチームを支えました。2012年には東京ヤクルトスワローズからの指名を受け、プロ入りを果たしました。

東京ヤクルトスワローズ時代

2015年にヤクルトに加入した星野は、初めての一軍登録を果たしましたが、試合出場の機会には恵まれませんでした。2017年には4度目の登録でプロ初出場を果たし、一定の存在感を示しました。しかし、同年10月に戦力外通告を受け、その後はヤクルトのブルペン捕手に転向しました。

選手としての特徴

星野雄大選手の特徴としては、地肩の強さが挙げられます。遠投110メートルという強肩を持ち、二塁到達まで1.8秒ないしそれ以下の正確な送球が魅力の捕手です。打撃面では好不調の波がありながらも、長打力があり、特に勝負どころでは打撃に力を見せることが多かったです。彼自身も足が遅いことを気にしていましたが、物怖じせず、ポジティブな性格で勝負強い一面もありました。

家族・交流

特に注目に値するのは、彼の弟である星野大地選手との関係です。2012年6月には、兄弟対決が実現し、プロの舞台で共演を果たしました。ライトフライに終わったものの、彼は将来、プロでバッテリーを組むことを願っています。

記録と受賞歴

星野雄大選手のキャリアを振り返ると、NPBでの初出場は2017年6月18日で、独立リーグでも数多くの成績を残しました。2012年には独立リーグでゴールデングラブ賞を受賞し、同年の7月には月間MVPにも輝いています。

彼のキャリアはプロ野球選手としての夢を追い続けた物語であり、岡山から日本のプロの舞台へと挑戦したその足跡は、多くの若い選手にとっての励みとなることでしょう。

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