映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活

『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』は、2017年12月16日に公開されたテレビアニメ『妖怪ウォッチ』の劇場版第4作目です。「新生妖怪ウォッチ 始動」をキャッチコピーに掲げ、新たな物語が展開されます。

この映画では、従来の作品から約30年後の未来が舞台となり、これまでのコミカルな要素から一変してホラーやバトルを基盤としたシリアスな展開が描かれます。物語の中では、妖怪の設定やデザインも一新され、ライトサイドと戦闘に特化したシャドウサイドの二つの姿を持つ妖怪たちが登場します。製作・脚本を手掛けた日野晃博は、ホラー要素を取り入れつつ上の世代でも楽しめる作品にしたいと語っています。

また、本作のストーリーでは、妖怪を見ることができる不思議なアイテム「妖怪ウォッチ」を手にした少年が登場しますが、成長するにつれて妖怪が見えなくなり、その時計も忘れ去られてしまいます。30年後、地球に「鬼まろ」と名付けられた妖怪ウィルスが蔓延し、人々の悪意を増殖させることで、最凶の妖怪「鬼王・羅仙」が復活しようとします。それに立ち向かうため、新たに選ばれた者たちが人間と妖怪の絆を取り戻す戦いを繰り広げることになります。

映画には、『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターたちも出演し、異なるアニメ界の妖怪たちが共演する珍しい試みがなされています。歴代の声優陣も起用され、温かい親しみを感じさせる要素になっているのです。

キャストには、天野ナツメ役の上白石萌音や月浪トウマ役の千葉雄大、さらにはウィスパー役の関智一や、ジバニャン役の黒田崇矢など豪華な声優陣が揃っています。また、鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男などの古典的な妖怪たちも再登場し、ファンにとっても嬉しい展開です。

制作にあたっては、原案や脚本をレベルファイブの代表日野晃博が担当し、監督にはウシロシンジが名を連ねています。アニメーション制作を手掛けたOLMは、これまでとは異なる新たなビジュアルと作風の作品を生み出しました。

劇中の音楽も新たな形で楽しめるよう工夫されており、エンディングテーマには「雪の日の再会」が用意されています。作品自体は公開からしばらく経った後にも、テレビでの放送も行われ、より多くの人々に楽しんでもらえるようになっています。

このように『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』は、従来のファンだけでなく新しい世代の視聴者も楽しめる魅力を備えた作品として、今後の展開に期待が寄せられています。

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