黒田崇矢

黒田崇矢 (くろだ たかや)

1965年4月17日生まれの日本の俳優、声優。東京都出身であり、現在はアクセルワンに所属しています。彼の本名は黒田隆哉で、かつてはこの名前でも知られていましたが、後に芸名を変更しました。

来歴

黒田はブラジルで育ち、帰国子女として日本に戻ります。幼少期からさまざまな健康問題を抱えていましたが、特に16歳の時には歩けなくなると宣告されるなど、厳しい状況に直面します。しかし、彼はこの難局を乗り越え、役者の道を選択しました。1984年には文学座養成所に入所し、玉川大学を卒業後、俳優としてのキャリアをスタートさせます。
放送された様々なテレビドラマや映画で活躍し、旧芸名のもとで約16年間にわたり活動を行っていました。しかし、2000年に公開された『どら平太』を皮切りに、持病が悪化し、俳優業を一時休業せざるを得ない状況に。この時期は痛み止めが効かず、ブロック注射を受けながらも撮影を続ける苦しい日々が続きました。

このような中、近しい人々の助言を受けて声優業へと転身することになります。当初は声優の世界に対する知識が乏しかった彼ですが、案内を受けて活動を始め、その後、アニメやゲーム、吹き替え、ナレーションにおいて豊富な実績を残しました。いくつかの声優事務所を経て、最終的に現在のアクセルワンに所属することになります。

主な業績

黒田は特に「龍が如く」シリーズの桐生一馬役や、「デュラララ!!」のサイモン・ブレジネフなどで知られています。彼の声は特徴的なバリトンで、多くのキャラクターに深みを与えています。幅広い役柄を演じる能力は、彼の声優としての実力に定評があります。
また、2013年にはファミ通アワード2012で「キャラクターボイス賞」を受賞しています。この受賞は、彼の声に対する技術と情熱を証明するものです。

人物

黒田崇矢は、礼儀正しさや責任感を重んじる人物であり、自身の行動に対して責任を持つことを信念としています。加えて、心がけていることとして「準備をしっかり行うこと」や「遅刻しないこと」など、現場での態度にも細心の注意を払っています。趣味はファッションや掃除、洗濯など多岐にわたります。彼の特技にはバスケットボールやキックボクシングが含まれていますが、健康上の問題から視力に影響があります。

そのため、メディアに出演する際は度入りのサングラスを着用することが多いです。彼はまた、ギャグに対しても独自の見解を持ち、自身のセンスを大切にしています。声優、俳優としてのこれまでの経験を活かし、今後も彼は多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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