映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか

映画『妖怪ウォッチJam 映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』の紹介

概要

『妖怪ウォッチJam 映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』は、2019年12月13日に公開された、テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の劇場版第6弾です。この作品は、従来の『妖怪ウォッチ』シリーズの基本設定を基にながらも、登場キャラクターや世界観を新たに作り上げており、特にY学園という舞台で繰り広げられるスリリングな冒険が魅力です。タイトルには新たに『妖怪ウォッチJam』のブランドが冠されています。

本作では特徴的なアイテム『YSPウォッチ』を通じて、「怨霊」が人間に憑依し妖怪ヒーローとして変身するという新たな設定を取り入れています。メインキャラクターは通常の人間ですが、名前や見た目は従来のキャラクターに似通った要素を持っています。また、作風はギャグが満載の「ぶっとび妖怪冒険活劇」として楽しまれることを意図しており、過去のシリアスな劇場版とは異なるアプローチを取っています。

主題歌には、ピンク・レディーが起用されており、彼らの楽曲は15年ぶりとなります。本作に参加した制作会社は、過去の映画『妖怪ウォッチ』プロジェクトから新たな顔ぶれに変わっており、更にUUUMをはじめとする企業が本プロジェクトに関わっています。作中には、UUUM契約のYouTuberをモデルにしたキャラクターが登場するなど、現代的な要素も取り入れられています。

ストーリー

物語の舞台は、入学する生徒たちがトップクラスの能力を持つエリートである『Y学園』です。新入生の玉田マタロウは、入学初日に寺刃ジンペイとその幼馴染である小間サン太夫と出会います。彼らは妖怪の力を操る「YSP」資格を持ち、学園内での特別な立場にあります。

初日の入学式では、彼らが赤い大きな猫の怨霊・バケーラを目撃し、保健医の園等なつきが襲われる危機的な状況を救いますが、これは園等先生によるテストであり、後に彼らは本来の「怨霊」を召喚する『YSPウォッチ』を授けられます。同時に、マタロウは学園に迫る危機を予知する夢を繰り返し見るという不思議な体験をします。

物語は、ジンペイたちが学園の番長・雷堂メラとその手下の怨霊と戦い、プリンセス志望の理系女子・姫川フブキを仲間に加え、「不思議解明ミッション」に挑む『YSPクラブ』を結成するところから始まります。その活動を通じて、学園内の神秘的な噂や「恋愛禁止の呪い」といった怪事件に立ち向かうことになります。

キャスト

本作には数々の魅力的なキャラクターが登場し、声優たちが息を吹き込んでいます。寺刃ジンペイ役は田村睦心、玉田マタロウ役は井上麻里奈が務め、小間サン太夫役には遠藤綾が配役されています。他に、姫川フブキ役の戸松遥や雷堂メラ役の増田俊樹など、多彩な声優陣が揃っています。

本作は、これまでの『妖怪ウォッチ』とは異なる要素が盛り込まれており、新しいキャラクターたちによる冒険の中で困難に立ち向かう姿が見どころです。2020年12月からは、その後日譚となる『妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜』がテレビで放送される予定で、作品の世界観は更に広がることでしょう。

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