春日川 (高松市)

春日川は、香川県高松市を流れる、新川水系に属する河川です。その源流は高松市西植田町にあり、そこから高松低地の東部を、新川と並行するように北へと流れていきます。最終的には屋島西町の河口付近で新川に合流します。指定されている延長は15.1km、流域面積は62.9km2です。

かつて新川は、東山崎町付近で春日川に合流していたとされています。しかし、古墳時代に治水のために春日川から分離されたという歴史があります。

六条町で合流する支流の古川は、浅野新池や三郎池の余水を水源としています。また、上流部には四箇池（神内池、神内上池、松尾池、城池、公渕池、坂瀬池の総称）があり、約1200haの水田を潤す役割を担っています。これらの池は、農業用水としてだけでなく、高松市水道事業の水源としても一部転用されています。

香川県の河川に共通する特徴として、春日川も平時は水量が少ないものの、降雨時には急激に水量が増加します。そのため、下流部周辺では度々洪水が発生しており、特に2004年（平成16年）10月に上陸した台風23号では、本流の新川を含め、浸水家屋6666戸、浸水面積693haという甚大な被害をもたらしました。

下流の木太町の河川敷では、毎年5月に川市が開催されます。この市は、流れ灌頂の供養や植木・農具の販売を起源としており、初夏の風物詩として地域住民に親しまれています。

主な支流

天満川
中谷川
神内川
葛谷川
朝倉川
高様川
古川（市内中部及び西部に2つある同名の河川は、それぞれ詰田川水系及び本津川水系であり全て別の河川です）
小作川


主な橋梁

落神橋 - 県道13号三木綾川線（西植田町）
西岡橋 - 県道43号中徳三谷高松線（西植田町）
大亀新橋 - 県道13号三木綾川線（西植田町）
上春日川橋 - 県道13号三木綾川線（西植田町）
川島橋 - 県道12号三木国分寺線（川島東町）
六条橋 - 県道147号太田上町志度線（六条町）
六条大橋 - 香川県道147号太田上町志度線バイパス（六条町）
春日川新橋 - 国道11号高松東バイパス（元山町・東山崎町）
川添橋 - 長尾街道（元山町）
元山橋 - 県道272号高松志度線（元山町・春日町）
春日川橋 - 県道155号牟礼中新線（木太町・春日町）
新春日川橋 - 国道11号高松北バイパス（木太町・春日町）

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