春本由香

春本由香の魅力と経歴

春本由香（はるもと ゆか）は、1992年12月21日に東京都で生まれた日本の女優です。本名は井上真由香。彼女は現在、劇団新派に所属しており、松竹エンタテインメントの管理下で活動しています。家族には、多くの演技者がいるため、由香自身も自然と演技の世界に足を踏み入れることになりました。彼女の父は歌舞伎役者の六代目尾上松助、母は元新派女優の河合盛恵、さらに兄には歌舞伎役者の二代目尾上松也がいます。祖父も新派の俳優であり、由香は演技の伝統を受け継いでいると言えるでしょう。

幼少期とキャリアの始まり

春本由香は、女優としての夢を幼いころから抱きつつも、女子が歌舞伎の舞台に立てないことにジレンマを感じていました。彼女は兄である松也を羨みつつ、女優としての道へ進むことを決意しました。幼少期は舞台活動に参加し、15歳時にはモデルとしても活動を開始。堀越高等学校の芸能コースに進学後、ミュージカルのオーディションにも挑戦し、演技力を磨いていきました。高校卒業後には歌手を目指し、アニメソングのカバーを行うなど音楽活動にも打ち込みました。

女優としての活動

彼女の女優人生の転機は、ミュージカル『エリザベート』に出演している兄からの紹介です。兄の紹介を受け、春本は女優を志すことに決め、2016年には二代目水谷八重子の部屋子として劇団新派に入団しました。同年9月、新橋演舞場での「新派特別公演」にて『婦系図』で妙子役を演じ、正式に女優デビューを果たします。その後も数多くの舞台で彼女の才能を発揮し、2017年にはNHK BSプレミアムの時代劇『雲霧仁左衛門3』に出演し、テレビドラマにも進出しました。

プライベートと人柄

私生活において、春本由香は2022年7月に俳優の吉永秀平との結婚を発表しました。彼女は身長165cm、スリーサイズはB85cm、W60cm、H90cm、靴のサイズは24.5cm。特技として日本舞踊（藤間流）と歌唱を持ち、中学1年生から日本舞踊を始め、音楽活動やミュージカルに向けたボイストレーニングにも積極的に取り組んでいます。趣味は絵を描くことやゲーム、アニメに興味があり、自らを「アニメおたく」と称しています。

春本の芸名は、彼女の祖父の名跡を受け継いだものであり、兄が名付け親でもあります。家族との関係も非常に良好で、特に8歳年上の兄との絆は深く、両親を亡くしてからは兄が父のような存在として支えているとのこぼれ話もあります。

代表的な舞台とテレビドラマ

春本由香は様々な舞台に出演しており、代表作には『婦系図』(2016)や『黒蜥蜴』(2017, 2018)があります。また、テレビドラマにも進出しており、『雲霧仁左衛門3』(2017)や『課長バカ一代』(2020)などに出演し、幅広い演技のスタイルを見せています。

春本由香のこれからの活躍にも期待が高まり、多くのファンが彼女の新たな挑戦を見守っています。今後の舞台やテレビドラマでの活躍がますます楽しみです。

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