昭和大学附属烏山病院

昭和大学附属烏山病院

昭和大学附属烏山病院は、東京都世田谷区北烏山に位置する精神科専門病院です。昭和大学が設置する8つの附属病院の一つとして、地域社会の精神保健医療に貢献しています。

沿革

1926年（大正15年）に、森崎半治によって烏山病院として開設されました。当初は92床の病院としてスタートし、その後、昭和医科大学（現昭和大学）に土地などが寄贈され、大学の附属病院となりました。不採算部門であった精神科医療を扱うことになった背景から、大学は病院に独立採算制を要請したとされています。

かつてはアルコール専門外来・専門病棟も存在しましたが、現在は発達障害、特に成人期の発達障害に力を入れています。

年表

1926年5月：森崎半治が烏山病院を創設。
1946年4月：森崎半治が財団法人日本医科大学維持員に就任。
1948年10月：烏山病院から日本医科大学に一部建物を移築。
1951年7月1日：昭和大学の大学付属病院に移行。
1953年：精神衛生法に基づく東京都指定病院に指定。
1957年4月30日：森崎半治が学校法人昭和医科大学理事長に就任。
1958年12月26日：森崎半治が死去。
1959年5月1日：西尾友三郎が院長に就任。
1964年3月：ライシャワー事件発生。
1971年8月31日：西尾友三郎院長が辞職。
1971年9月1日：竹村堅次が院長に就任。
1973年：昭和大学附属烏山病院高等看護学校設置。
1988年4月1日：奥山精一が院長に就任。
1994年：看護学校、昭和大学附属烏山看護専門学校に名称変更。
1996年：中央棟竣工。
1998年4月1日：井口喬が院長に就任。
2002年：入院棟竣工。
2005年：昭和大学附属烏山看護専門学校閉校。
2007年3月31日：井口喬が定年退職。
2008年4月1日：加藤進昌が院長に就任。

診療科目

精神科
内科
歯科・口腔外科

医療機関の指定等

保険医療機関
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく指定病院・応急入院指定病院
精神保健指定医の配置されている医療機関
生活保護法指定医療機関
原子爆弾被害者医療指定医療機関

その他

約半数の病床が差額ベッドであり、差額室料が発生します。また、喫煙室が設置されています。

交通アクセス

京王線千歳烏山駅下車、徒歩10分
JR東日本吉祥寺駅から小田急バス吉02系統昭和大学附属烏山病院下車

病院を扱ったノンフィクション

中谷和男『ドキュメント アルコール病棟 昭和大病院からのレポート』（白亜書房、1999年）

参考文献

社団法人東京都精神病院協会『東京の私立精神病院史』牧野出版、1978年、pp.165-174（竹村堅次執筆）
『昭和大学五十年史』学校法人昭和大学、1980年

関連項目

* 昭和大学[[病院]]

外部リンク

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