昭和産業

昭和産業株式会社

昭和産業株式会社（英: Showa Sangyo Co., Ltd.）は、東京都千代田区にある食品メーカーで、幅広い食品素材の製造と販売を行っています。特に、小麦粉、食用油、糖化製品、冷凍食品などがその主力商品です。この企業は、穀物を通じて人々の健康で豊かな食生活への貢献を企業理念に掲げており、「穀物ソリューションカンパニー」として知られています。

企業の概要

昭和産業は、小麦粉や食用油を中心に多様な食品素材を扱っています。製粉部門や食用油部門においては、日本国内でそれぞれ第3位のシェアを持っており、天ぷら粉ではトップのシェアを誇ります。2020年の業績では、製粉が約32.7%、油脂が約30.8%、糖質が約13.6%、飼料が約20.7%を占めています。また、男性の育児休業取得や年次有給休暇の促進にも積極的に取り組んでおり、2007年からは次世代認定マークを取得しています。

主な事業内容

昭和産業の業務は多岐にわたり、以下のような事業を展開しています。

• - 小麦粉・植物油・糖化製品の製造販売

昭和産業は、日本で初めて天ぷら粉を販売した会社として有名で、家庭用製品において新しい食文化を提案しています。例えば、「オレインリッチ」、「ホットケーキミックス」、「レンジでチンするから揚げ粉」など、家庭向けの商品が主力です。

• - 配合飼料の販売

高品質な飼料を提供することで、農業や畜産業を支えています。

• - 倉庫業と不動産の賃貸

原料や製品を効率的に管理するためのインフラも整えています。

主な製品

昭和産業が扱う主な製品には次のようなものがあります。

• - 小麦粉

高品質の小麦粉は、様々な調理に使われます。

• - 植物油

食用油の豊富なラインナップが特徴です。

• - 糖化製品

ブドウ糖やコーンスターチなどの糖化製品を提供。

• - パスタ、冷凍食品

これらの製品は、日常の食事に欠かせないアイテムです。

沿革

昭和産業は1922年に設立されり、長い歴史を持つ企業です。第一の歩みは肥料販売から始まり、その後小麦粉や食用油の製造へと拡大していきました。1961年には日本で初めて天ぷら粉を商品化し、幅広い製品展開を行うことで、消費者からの信頼を獲得しました。1984年には「お釜にポン」という家庭用商品を発売し、好評を得ることとなります。2011年には、業界初のレンジで調理できるから揚げ粉を発売し、さらに2020年には子会社化を通じて事業を拡大しました。

事業所の展開

昭和産業は全国に多くの支店と工場を持ち、効率的な生産と流通を実現しています。大阪、名古屋、仙台、札幌、福岡、広島などの支店があり、主要工場は茨城県、千葉県、兵庫県に設置されています。これらの拠点から全国の顧客に高品質な製品を提供しています。

社会貢献と広報活動

昭和産業は、鹿島アントラーズのオフィシャルスポンサーとして、地域のスポーツ振興にも貢献しています。また、様々なテレビ番組やラジオ番組への提供協力を通じて、広く認知されています。これらの活動を通じて、食品業界内でのプレゼンスを高めるとともに、消費者とのつながりを深めています。

以上が昭和産業株式会社についての概要であり、その活動は多方面にわたり、食文化の発展に寄与しています。

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