昭和町 (徳島市)

徳島市昭和町

徳島県徳島市に位置する昭和町は、昭和地区に属し、一丁目から八丁目までが存在します。徳島市の東部に位置し、東は新町川・園瀬川の合流域に面しています。

地理

昭和町は、徳島市の東部に位置し、新町川と園瀬川が流れる地域に広がっています。特に八丁目は、これらの川の合流地点に突き出た地形となっています。昭和7年に国道55号が開通して以来、この国道沿いの発展が目覚ましく、昭和地区の中心街としての役割を担っています。

歴史

昭和町は、元々、斎田町と富田浦町のそれぞれ一部でした。昭和16年に、これらの地域が統合され、現在の町名である昭和町が誕生しました。

この地域は、かつて産業道路（国道55号）沿いの徳島県庁前から津田橋北詰にかけて、入浜式塩田が広がっていました。特に昭和町八丁目（旧斎田東開）の塩田は広大な土地と過酷な労働条件を必要としたため、経営維持が困難でした。昭和28年には流下式枝条架塩田への転換が図られましたが、昭和33年に鳴門市に設置された真空式製塩に対抗できず、昭和34年に廃止されました。これにより、元和6年以来339年間続いた南斎田浦の製塩業は幕を閉じました。

昭和20年の徳島大空襲では、徳島県庁を除き、町の大部分が焼失しました。しかし、戦後の経済成長とともに多くの企業が進出し、復興を遂げました。

施設

昭和町には、以下の施設があります。

塩竃神社
財団法人徳島県暴力追放県民センター
徳島県こども女性相談センター
徳島日産自動車本社
徳島トヨペット本社

交通

昭和町は、交通の便が良い地域です。

道路

国道55号
徳島県道29号徳島環状線
徳島県道120号徳島小松島線

バス

徳島バスと徳島市営バスが運行しており、以下の停留所があります。

昭和町八丁目
昭和町七丁目
昭和町五丁目
昭和町三丁目

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ

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