時のわらし

「時のわらし」は、兵庫県明石市を代表するマスコットキャラクターです。

その起源は1991年に制作された明石市のオリジナルアニメ『アニメ明石市史・明石と時のこどもたち』に遡ります。このアニメで主人公として登場した愛らしいキャラクターは、瞬く間に市民の心をつかみ、そのまま明石市のマスコットとして定着しました。

時のわらしの誕生日は、1888年1月1日。この日は、東経135度線が日本全国の標準時として施行された記念すべき日です。つまり、私たちが現在利用している日本の標準時が生まれたのと同時に、時のわらしも誕生したのです。

普段は古い妖精'>[時計]]の中に住み、明石の時間を守っているという設定のかわいい妖怪]で、手に持っている[[タイムマシンを使って、明石の歴史の中を自由に旅することができます。

アニメ劇中では、毎回ではありませんが、「時！」という呪文のようなものを唱える場面があり、この呪文によって子供たちとタイムトラベルを繰り広げていました。

時のわらしが着用しているチャンチャンコの背中には、トンボの絵が描かれています。これは、明石市人丸展望台にある標準時子午線の標柱にトンボがデザインされていることに由来しており、人丸展望台のトンボは、時のわらしの親友という設定になっています。

劇中での一人称は「おいら」です。

キャラクターデザインは、芝山努氏が担当しました（エンディングクレジットでは、1991年版のキャラクターデザインは柳田義明氏、2011年版は山田みちしろ氏と表記されています）。

声優は杉山佳寿子さんが担当し、1991年版のエンディングテーマ「へいきのへっ！」も歌っています。2011年版はイノサコイノコ(猪砂和世から改名)さんが担当しました。

アニメ以外にも、2019年には明石市が市制施行100周年を迎えたことを記念して製作された漫画「時をめぐる大冒険」（作画は明石市出身・在住のそやままい氏）にも登場しています。時のわらしの漫画化は、これが初めての試みです。

明石市内では、市の様々な施設などで、時のわらしのイラストがワンポイントとして使用されていることが多く、明石観光協会では、時のわらしをデザインしたオリジナルグッズが販売されています。

また、6月10日の「時の記念日」前後に開催される「時のウィーク」などのイベント会場には、時のわらしのぬいぐるみ（着ぐるみ）が登場し、子供たちに笑顔を届けています。

関連情報
地域としての明石
明石市
あかしキッズ 「時のわらし」とあかしを学ぼう！（時のわらしが登場するアニメを視聴できます）
明石市制施行100周年記念 歴史をまんがに「時をめぐる大冒険」（当該漫画作品をpdfファイルで読むことができます）
* 明石・時感動推進会議（時のウィークを主催している団体）

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