時をかさねたら

郷ひろみ シングル「時をかさねたら」：8cmCDミニアルバムの魅力

1988年6月1日、歌手の郷ひろみは58枚目のシングル「時をかさねたら」をリリースしました。この作品は、8cmCDというコンパクトなサイズで発売され、「CD MINI ALBUM」という表記が特徴的でした。

通常盤は8cmCDのみでしたが、興味深いことに、表題曲「時をかさねたら」のみを収録した7インチシングル盤のプロモーション用レコードも存在します。このプロモーション盤は、コレクターアイテムとして高い価値を持っていると言えるでしょう。規格品番はXDSH93181です。

収録楽曲と豪華クリエイター陣

「時をかさねたら」は、来生えつこによる作詞、松本俊明による作曲、そして井上鑑による編曲と、豪華な布陣によって制作されました。4分18秒にわたるこの楽曲は、郷ひろみの歌唱力を存分に見せつける、聴き応えのある仕上がりです。

カップリング曲にも注目です。「ラジオに風が吹く」は、高柳恋の作詞、米米CLUBの作曲、井上鑑の編曲という組み合わせ。米米CLUBの独特なサウンドセンスが、郷ひろみの歌声とどのように融合しているのか、聴きどころです。そして「ジェティ -背中から抱いてあげる-」は、高柳恋作詞、木戸やすひろ作曲、唐木裕史編曲。異なる作風を持つ3曲が収録され、アルバム全体を通してバラエティに富んだ音楽体験を提供しています。

これらの楽曲は、80年代後半の音楽シーンを反映しており、当時の流行を取り込みつつも、郷ひろみ自身の個性もしっかりと打ち出された、魅力的な作品となっています。

8cmCDミニアルバムというフォーマット

「時をかさねたら」が8cmCDとして発売されたことは、当時の音楽業界の動向を示す上で重要な点です。CDが主流になりつつあった時代において、8cmCDはコンパクトで持ち運びやすく、手軽に音楽を楽しめるという点で支持を集めました。このシングルは、その時代の流れを反映した、時代の証人とも言える存在なのです。

また、プロモーション盤が存在したことも興味深い点です。これは、レコード会社が楽曲の宣伝に力を入れていたことを示しており、当時の音楽業界におけるプロモーション活動の一端を垣間見ることができます。

まとめ

「時をかねたら」は、郷ひろみの音楽キャリアにおいて重要な作品であり、8cmCDというフォーマットやプロモーション盤の存在、そして豪華なクリエイター陣が参加した楽曲など、多くの見どころがあります。単なるシングルとしてだけでなく、80年代後半の音楽シーンや、音楽業界の動向を知る上で貴重な資料と言えるでしょう。このシングルを通して、郷ひろみというアーティストの魅力と、当時の音楽シーンを改めて感じ取ることができるはずです。

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