時分ノ花

ナイトメアの6枚目のシングルとして2005年4月1日にリリースされた「時分ノ花」は、AタイプとBタイプの2形態で同時発売され、それぞれに異なるDVDが付属しています。

概要

本作は、全曲の作詞作曲をギターの咲人が担当。タイトルは、世阿弥の能の理論書『風姿花伝』に由来し、一時的な人気や若さだけでなく、内面の成長を目指すというメッセージが込められています。
咲人はインタビューで「外見だけでなく中身をレベルアップさせていきたい」という思いから歌詞を書き、楽曲に関しても「アルバム『リヴィド』と同じことはしたくなかったので、楽器の演奏や取り入れ方にもこだわった」と語っています。

タイトルにもなっている「時分の花」と、カップリング曲にも関連する「まことの花」は、どちらも能で使用される言葉です。「時分の花」は、若さゆえの美しさや、誰しもが持ち合わせている魅力を指し、「まことの花」は、努力と鍛錬を重ねた末に得られる、内面から滲み出る美しさを意味します。

また、本作の発売直前には、ライブツアー『ナイトメア 2005 ライブツアー "誤連乃夜叉 -at the sacrifice of all…-"』が開催され、リリースを盛り上げました。

収録曲

CD（A・Bタイプ共通）

1. 時分ノ花
作詞・作曲：咲人、編曲：ナイトメア
NHK BS2『週刊なびTV』エンディングテーマ
2. 惰性ブギー
作詞・作曲：咲人

DVD

Aタイプ：「時分ノ花」Video Clip
* Bタイプ：「惰性ブギー」Video Clip

「時分ノ花」は、ナイトメアの音楽性の幅を広げただけでなく、聴く人に内面の美しさについて考えさせる、深みのある作品と言えるでしょう。

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