時来組

時来組：日本の演劇シーンを彩る劇団

時来組は、1990年12月、映像で活躍する俳優たちによって銀座小劇場で旗揚げされた日本の劇団です。有限会社神田時来組として法人化もされており、主宰は泉堅太郎氏が務めています。

輝かしい歴史と進化

時来組は、初期から精力的に活動を行い、数々の舞台作品を発表してきました。1992年にはパルテノン多摩小劇場フェスティバルに参加し、1994年には銀座小劇場フェスティバルで泉堅太郎氏が主演男優賞を受賞するなど、早くから高い評価を獲得。その後も、シアターサンモールや中野ザポケット、俳優座劇場など、東京の主要な劇場に進出し、活動の幅を広げてきました。2000年には法人化を果たし、より安定した基盤のもと、演劇活動に邁進しています。

近年は、ドラマや映画で活躍する有名俳優を客演に迎えた公演が特徴となっています。これは、時来組の知名度向上と、観客への魅力的な作品提供に大きく貢献していると言えるでしょう。また、2003年には雑誌「本の街」で泉堅太郎氏による現代の神田と演劇事情に関する連載が開始されるなど、演劇界への貢献も認められています。2011年には第一回神保町演劇フェスティバルで根岸雅英氏が特別賞を受賞するなど、数々の受賞歴も誇ります。

多様な才能が集う集団

時来組には、泉堅太郎氏をはじめ、イナゲマン氏、根岸雅英氏、岩佐圭二氏、近道ちかみち氏、筒井こーへー氏、木村恭介氏、薮中心一郎氏など、個性豊かなメンバーが所属しています。それぞれの俳優が持つ独自の才能と経験が、時来組の舞台作品に深みと奥行きを与えています。

デジタル時代への対応

時来組は、時代の変化にも柔軟に対応しています。2015年には、根岸雅英氏が代表を務めるプロレス団体「神田プロレス」を設立。演劇の枠にとらわれず、新たな表現方法にも挑戦しています。また、2018年2月にはYouTubeチャンネル「時来組チャンネル」を開設し、動画配信を通じてより多くの観客と交流を図っています。インターネットを活用した情報発信も積極的に行い、現代的な劇団運営を模索しています。

未来への展望

時来組は、長年にわたる活動を通して培ってきた経験と実績を基盤に、これからも演劇界に貢献していくことでしょう。新たな才能の発掘と育成、斬新な舞台作品の創作、そしてデジタル技術を活用した情報発信など、多様な取り組みを通じて、演劇の可能性を追求していくことが期待されます。 時来組の今後の活躍に注目です。

主要公演記録

1992年3月：「夏²-Natsu no zizyou-」(パルテノン多摩小劇場フェスティバル参加)
1994年1月：「そして龍馬は殺された」(銀座小劇場フェスティバル、泉堅太郎主演男優賞受賞)
1998年3月：「志士たち～この春、長州兵にはタンゴが似合う」(シアターサンモール進出)
1998年10月：「夏²-Natsu no zizyou-」(中野ザポケット杮落し作品)
2012年2月：「次郎長～なが～い目で見てください」(俳優座劇場進出)

外部リンク

(有)神田時来組
時来組チャンネル - YouTubeチャンネル
アートスポット・ラド

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