時空警察シリーズ

「時空警察シリーズ」は、日本のSF舞台作品群です。元々「時空警察ヴェッカー」シリーズを手がけていた畑澤和也氏が、ヴェッカーシリーズから離れた後、同様のコンセプト——時間移動技術を悪用する犯罪者と、それを取り締まる捜査機関の活躍——を基に独自に展開しています。

シリーズの特徴

ヴェッカーシリーズと共通するテーマを持ちながらも、「ヴェッカー」の名を冠さない点が特徴です。ただし、メディアによってはヴェッカーシリーズの一部として扱われることもあります。公式なヴェッカーの続編としては『時空警察ヴェッカーЯ』が存在します。

主な作品群

以下に、時空警察シリーズの主な作品をまとめます。

時空警察クロノゲイザー
シリーズの一応の完結作とされています。
舞台版（2016年）と映画版（2017年）が存在します。
イマジカル・マテリアル
『時空警察ヴェッカー1983』の外伝。
西暦2277年の少女3人組が現代にタイムスリップし、未来の科学の力で学園のトラブルを解決する物語。
元AKB48チーム8の山本亜依が主演を務めました。
時空警察SIG-RAIDER
時間犯罪を取り締まる管理組織「SIG」と、時空刑事「シグレイダー」をテーマにしたシリーズ。
舞台、ドラマCD、朗読劇など、様々な形態で展開されています。
クロミネンス・クロニクル
人類の歴史を操る人工生命体「クロミネンス」をテーマにした朗読劇。
合同会社エスアイジーの作品として、舞台化もされています。
時空警察ヴァージナル
現代、過去、未来の15歳の少女3人を主人公とした朗読劇。
2次元キャラクター先行で、ボイスドラマとイラストを組み合わせた作品。
学校が母艦に変形したり、バイクがロボットに変形するなど、メカニック要素も盛り込まれています。
オンライン朗読劇シリーズも多数展開されています。

その他の展開

シリーズ20周年を記念し、『時空警察ヴェッカーシグナ』の続編として、映画『時空警察SIG-Wecker』が企画されています（2023年12月時点）。また、『時空警察ヴァージナル』の外伝として、朗読劇『クロミネンス・クロニクル』の舞台化作品も予定されていましたが、主演俳優の体調不良により延期となっています。

「時空警察シリーズ」は、舞台を中心に、様々なメディアで展開されているSF作品群です。時間犯罪という普遍的なテーマを扱いながら、作品ごとに異なる世界観やキャラクターが登場し、ファンを魅了し続けています。

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