普天間かおり

普天間かおり：沖縄の魂を歌い続けるシンガーソングライター

普天間かおりは、1973年9月23日、沖縄県中頭郡中城村生まれの歌手、シンガーソングライターです。琉球王朝の流れを汲む家系に生まれ、3歳から歌を始めました。幼い頃から類まれな才能を発揮し、沖縄の芸能界で早くから注目を集める存在となりました。

1991年、旧芸名の本間かおりとして、スターチャイルドよりメジャーデビュー。アニメソングを中心に活動し、数々の主題歌を担当しました。その後、1997年に芸名を本名に戻し、シンガーソングライターとしてインディーズで活動を開始。ライブを中心に活動を続け、独自の音楽性を磨いていきました。

2002年、シングル「髪なんか切ったりしない」でテイチクよりメジャーデビューを果たし、新たなステージへ。故郷沖縄への思いを込めたスローテンポな楽曲や、自身の経験に基づいた歌の数々を発表。その透き通る歌声と、心に響く歌詞で多くのリスナーを魅了しています。

彼女の活動は音楽だけにとどまりません。長年にわたってラジオ番組のパーソナリティとしても活躍しており、東海ラジオとの深い繋がりは特筆すべき点です。1990年から1997年にかけて放送された冠番組「かおりのHello!アニポップ」を始め、20年以上にわたり東海ラジオの様々な番組でパーソナリティを務めました。また、ラジオ福島を中心に活躍し、福島県のローカルCMにも出演するなど、地域に密着した活動も積極的に行っています。福島県裏磐梯観光大使や福島県しゃくなげ大使にも就任するなど、地域貢献にも力を入れています。

2011年3月11日、東日本大震災発生時には、ラジオ福島での生放送中に被災。この経験をきっかけに、「Smile Again 0311」支援プロジェクトを立ち上げました。避難所でのライブやチャリティーコンサートを開催し、震災後に書き下ろした楽曲「Smile Again」の収益を義援金として寄付するなど、被災地支援に積極的に取り組んでいます。さらに、神保町の有志の方々と協力して「スマイル文庫」を設立。福島県の子どもたちに絵本を贈ったり、自ら絵本の読み聞かせや歌を届けるなど、音楽の枠を超えた活動を通して、被災地の子どもたちに笑顔を届ける活動を継続しています。

普天間かおりの活動は、音楽、ラジオ、地域貢献など多岐に渡り、その活動は常に人々の心に寄り添ったものです。彼女の活動を通して、多くの人々に勇気と感動を与え続けています。

ディスコグラフィー

シングル

本間かおり名義

つかまえていて/星のララバイ (1991年1月)
年上/想い出にさよなら (1991年8月)
人生まだまだあげだマン/世界はワタシのために (1991年11月)
それいけコロリン/天国の子守歌 (1992年5月)
ところがどっこい!セクシー娘/壊れかけた鏡 (1992年11月)

普天間かおり名義

運命の糸/光の河 (2000年11月10日)
この地球（ほし）に生まれて/大丈夫だよ… (2001年4月7日)
髪なんか切ったりしない/あくび (2002年10月23日)
遥かな愛…/いつかの空 (2003年8月21日)
祈り/笑って (2004年6月23日)
泣けないラプソディ/愛のうた (2005年7月21日)
花星賛歌/君の讃歌 (2006年1月25日)
守りたいもの/わらい (2007年6月27日)
掴めないもの/Beautiful Name (2008年2月27日)
ハレルヤ (2009年8月19日)
必要なんだよ (2010年7月7日)
桜舞う町で (2014年3月1日)
シンパシー/光の方へ (2022年12月24日)
Wonderful World (2023年12月2日)

アルバム

Message (1991年7月21日)
真南風 (1997年7月21日)
14粒の愛のしずく (1999年10月5日)
ゆがふ (2004年3月24日)
ゆらぎ (2004年9月23日)
MONSOON (2006年4月26日)
Precious (2007年11月7日)
普天間かおり シングルベスト コレクション and more! (2010年12月1日)
Smile Again (2012年10月24日)
Mellow (2014年12月24日)
つたえたいことがあります (2017年2月4日)
identity～生きる、ということ～ (2017年12月9日)
名前のない季節 (2018年12月22日)
暁 ～美ら美ら～ (2020年8月8日)

歌詞集

コトバ、オドル。 (2019年12月1日)

その他の活動

舞台出演
テレビ番組出演
* ラジオ番組出演 (現在も多数の番組に出演中)

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