普陀区 (舟山市)

普陀区（ふだ-く）は、中華人民共和国浙江省舟山市に位置する市轄区です。その名は区内にある有名な普陀山（ふださん）に由来します。普陀山は中国仏教の聖地の一つとして知られ、多くの参拝者が訪れます。

地理的には、普陀区は多数の島々から構成されています。その数は455に及び、そのうち32の島に人が居住しています。総面積は6,730平方キロメートルと広大ですが、陸地面積はわずか459平方キロメートルに過ぎません。これは、区の大部分が海域であることを示しています。

普陀区は、定海区や寧波市などと境を接しています。舟山島の先端部分で定海区と陸続きになっており、橋で繋がった朱家尖島（しゅかせんとう）のほか、普陀山、桃花島（とうかとう）、六横島（ろくよこしま）、蝦峙島（かじとう）などの大きな島々があります。東北端には、中街山列島（ちゅうがいさんれっとう、東極鎮）が点在しています。朱家尖島には、舟山普陀山空港があり、空の玄関口としての役割も担っています。

行政区画としては、以下の街道と鎮があります。

街道:
沈家門街道（しんかもんかいどう）
東港街道（とうこうかいどう）
朱家尖街道（しゅかせんかいどう）
展茅街道（てんぼうかいどう）
鎮:
六横鎮（ろくよこちん）
蝦峙鎮（かじちん）
桃花鎮（とうかちん）
東極鎮（とうきょくちん）
* 普陀山鎮（ふださんちん）

普陀区は、その美しい自然景観と、普陀山を中心とした宗教的な雰囲気、そして多様な島々が織りなす独特の文化が魅力です。観光地としても人気があり、多くの人々がその風光明媚な景色と文化に触れるために訪れます。

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